研究領域 | 生体反応の集積・予知・創出を基盤としたシステム生物合成科学 |
研究課題/領域番号 |
22H05119
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
葛山 智久 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30280952)
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研究分担者 |
内山 真伸 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00271916)
丸山 千登勢 福井県立大学, 生物資源学部, 准教授 (20452120)
寺田 透 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40359641)
渡辺 賢二 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (50360938)
勝山 陽平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50646437)
山崎 真巳 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (70222370)
脇本 敏幸 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (70363900)
大栗 博毅 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80311546)
淡川 孝義 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (80609834)
荘司 長三 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (90379587)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2027-03-31
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キーワード | 天然有機化合物 / 生合成 / 国際交流 |
研究実績の概要 |
Japan-German Joint Symposium on Natural Product Biosynthesis Kyoto, 2023を4月2日と3日に開催し、日本とドイツの天然化合物の生合成研究に関して第一線で活躍している研究者を集めて、有意義な討論を行うことができた。このシンポジウムを介して共同研究に発展したケースもあり、今後の成果が期待される。 2023年度より26件の公募班が合流し、公募班の研究内容を明確にするため、図とその説明を作成してもらい、領域のホームページで公開した。公募班を加えた第2回公開シンポジウムを6月10日-11日に、計画班の北海道大学の脇本教授を担当者として開催した。このシンポジウムでは、共同研究の推進を計る目的で、公募班全員の研究内容をショートプレゼンテーションとポスター発表で十分に周知してもらった。また、計画班の若手の分担者には、領域内の共同研究に繋げるため、研究成果と研究計画について発表してもらった。実際、その効果があり、領域内において、いくつもの共同研究に発展している。 8月の第2回若手シンポジウムでは、各班に所属する学生やポスドク、若手研究者が集まり、研究に関する討論だけでなく交流も深めることができた。 日中の生合成シンポジウムを中国で開催することを計画していたが、国際情勢を鑑み、延期とした。その代わりという訳ではないが、日本と台湾とのシンポジウムを初めて実施した。今後の日台の研究交流を深めるきっかけになると期待される。 2024年2月に東京大学で開催した第3回公開シンポジウムでは、計画班を中心に最新の研究成果を発表し、討論を行なった。 若手研究者と学生を1名ずつスイスで行われたゲノムマイニングに関するサマースクールに通わせ、若手の国際交流を図った。なお、研究成果に関しては、本研究領域のホームページで随時公開するとともに、SNSを通じて広く発信した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
年度はじめの予定どおり、おおむね順調に進展した。一点、日中の生合成シンポジウムを中国で開催することを計画していたが、国際情勢を鑑み、延期とした。一方で、新たに、日本と台湾とのシンポジウムを初めて実施した。今後の日台の研究交流を深めるきっかけになると期待され、実際、2024年度も日台シンポジウムの開催を計画している。
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今後の研究の推進方策 |
今後も米国やヨーロッパの国々、またアジアの国々との国際会議を計画し、これらのシンポジウムを通して、研究成果を発信するとともに、共同研究の可能性も探る。 領域内の共同研究のさらなる推進と研究成果の公開を目的として、公開シンポジウムを年に2回行う。また、若手や学生の交流を目的として、若手シンポジウムの開催や研究に関するアプリケーションの使い方などの講習会も行う予定である。 加えて、本研究領域で第一線の成果を挙げている海外の著名な研究者をお呼びして、特別講演を計画したり、若手研究者や学生を海外の大学などで行われるサマースクールに通わせたり、海外の著名な研究者の研究室を訪問し、成果発表や討論を通して国際交流を図っていく。 研究成果に関しては、これまで同様に、本研究領域のホームページで随時公開するとともに、SNSを通じて広く発信することをさらに推進する。
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