研究領域 | CO環境の生命惑星化学 |
研究課題/領域番号 |
22H05149
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
上野 雄一郎 東京工業大学, 理学院, 教授 (90422542)
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研究分担者 |
尾崎 和海 東京工業大学, 理学院, 准教授 (10644411)
スミス エリック 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任教授 (50770468)
中村 龍平 東京工業大学, 地球生命研究所, 教授 (10447419)
冬月 世馬 上智大学, 理工学部, 准教授 (00595754)
北台 紀夫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(超先鋭研究開発プログラム), 副主任研究員 (80625723)
鈴木 志野 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 准教授 (10557002)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2027-03-31
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キーワード | 惑星環境 / 生命起源 / バイオマーカー / 自己触媒系 |
研究実績の概要 |
2023年度は、地球惑星科学連合大会(5月幕張)においてCO worldセッションを主催し、主に新たに加わった公募班メンバーとの連携を促進した。8月には、国内メンバーを中心とした2日間のワークショップを開催し、相互理解を深め、共同研究を促進した。日常的にはCO world Seminarと題して対面とオンラインのハイブリッドセミナーを定期開催した(8回開催済)。また年度最後の1月に国際CO world Symposiumを開催した。同シンポジウムでは、成果進捗を国内外に周知するとともに、研究領域の著名な国外研究者を招待し、国際ネットワークを強化した。また、秋にコロラド大学Bozwell Wing教授を約1ヶ月間招聘し、生物班-環境班の共同テーマである還元的アセチルCoA経路の解析と酢酸同位体分析を進めた。 昨年度に設置した共用機器オービトラップ分析計の運用を円滑に行うため、技術支援員に加えてPDを採用した。特に若手研究者を中心に領域メンバーの研究活動を支援するため、オープンアクセス経費等のCO world関連論文出版に関わる資金援助を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
領域事務体制が軌道に乗り、円滑な運営ができている。最新鋭機器と技術支援員による研究支援も問題なく運営されている。セミナーと研究集会の開催も活発であり、特に今年度末に行った国際シンポジウムでは、合計約200人の参加者を集め、非常に有意義でかつ密な議論を行う事ができた。若手支援についても重要な成果の論文発表に関する経費支援のリクエストが多く、確実に領域の活動が活性化している。
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今後の研究の推進方策 |
前年度と同様に総括班会議の下で運営を効率的に行う。 後半年度の公募班募集について、構築したネットワークを活用し、コアとなる研究提案をしていただくよう宣伝活動を活性化する。このため、夏季に開催予定のにCO world全体会議では、夜間集会やコアポスターの配置など発表のあり方を工夫したうえで、討論の時間を多く確保する。 セミナー・集会・若手支援について昨年度と同様に行う。
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