研究領域 | 太陽系外惑星の新機軸:地球型惑星へ |
研究課題/領域番号 |
23103001
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
林 正彦 国立天文台, 大学共同利用機関等の部局等, 台長 (10183914)
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研究分担者 |
倉本 圭 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50311519)
百瀬 宗武 茨城大学, 理学部, 教授 (10323205)
井田 茂 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (60211736)
左近 樹 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (70451820)
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研究期間 (年度) |
2011-07-25 – 2016-03-31
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キーワード | 系外惑星 / 惑星大気 / 原始惑星系円盤 / 惑星系形成 |
研究概要 |
平成24年度は本領域研究の第2年度に当たる。総括班の主たる役割は4件の計画研究、すなわちA01「ガス惑星の直接撮像・分光と地球型惑星の検出」、A02「系外惑星大気の数値モデリングと形成進化理論」、B01「円盤から惑星へ」、B02「ハビタブル地球型惑星の形成理論」を有機的な連携のもとに推進することである。また、得られた成果等を広く国内外に発信することや、若手の育成のために様々な措置を講ずることも目標としている。 平成24年度には、領域全体の情報交換と連携を促進し、また特に若手や大学院生を中心として系外惑星に興味をもつより広い層と交流する目的で、2012年4月18日から3日間にわたって「太陽系外惑星大研究会」を開催した。その他に「2012年 惑星科学フロンティアセミナー」、「トランジット観測によるスーパーアースの大気組成と起源の解明」、「将来装置による地球型系外惑星直接検出および撮像」、「円盤班及び理論班の合同研究会」等の研究会を開催し、計画研究間の有機的な連携を深めると同時に、若手の育成に努めた。また国際研究会としては「Revealing Evolution of Protoplanetary Disks in the ALMA Era」の開催に協力した。 その他の活動としては、前年度に完成した領域のホームページをより充実させ、英語版も公開した。また若手研究者を中心とした9件の公募研究も開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上述のように、領域全体にまたがる大研究会を開催し、少研究会も頻繁に開催して、4件の計画研究を有機的な連携のもとに推進している。また若手研究者を中心とした公募研究の開始や少研究会の開催を通して、若手の育成も進めている。 以上から、総括班の主たる役割について、おおむね当初計画どおりに活動を推進、達成している。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は、引続き上述の4件の計画研究の推進を支援し、計画研究間の連携を高めるための活動を続ける。平成25年度には海外の地にて国際研究会を開催し、わが国の系外惑星研究の現状を海外研究者に向けて発信すると同時に、海外における当該分野の最新状況の把握に努めた。
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