研究領域 | 脳内環境:恒常性維持機構とその破綻 |
研究課題/領域番号 |
23111001
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 良輔 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90216771)
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研究分担者 |
山中 宏二 独立行政法人理化学研究所, その他部局等, 研究員 (80446533)
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キーワード | 脳神経疾患 / 神経科学 / 遺伝子 / 解剖学 / 蛋白質 |
研究概要 |
平成23年度には、まず8月に領域のホームページを立ち上げ、公開した。また総括班の事務を行うスタッフ1名を雇用した。平成23年10月にキックオフシンポジウムおよび公募説明会を京都で開催した。さらに、平成24年1月には第一回の領域班会議を、一泊二日で熱海で開催した。この班会議には計画班員とその研究室構成員が参加し、すべての計画班員が口頭発表を行った。さらに国際領域アドバイザー2名、学術担当官1名をお迎えし、領域運営と今後の領域推進の方向性について貴重なアドバイスを頂戴した。それに基づき、計画班員全員が総括班の活動に参加することを決定し、役割分担を決め、領域の組織体制を確立した。以下、平成24年度に繰り越した400万円の使途について記載する。当初平成23年度に予定していた国際シンポジウムを、平成22年度採択の領域「シナプス病態」、平成23年度採択の領域「思春期の人間形成支援学」との3領域合同の国際シンポジウム開催(平成24年7月仙台で開催、外国人講演者は同時に開催した夏の班会議でも講演)、第35回日本神経科学大会での共催国際シンポジウム(平成24年9月名古屋で開催)、若手中心の国際シンポジウム(平成24年11月京都で開催)に延期、さらに拡大して実施した。また平成23年度は東日本大震災後の電力使用制限等により、計画班がリソース作製支援に対応できなかったため、実施を平成24年度に延期し、4名の公募班員の研究を支援することになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
繰り越した400万円のうち、300万円は平成24年度に行った3件の国際シンポジウムに支出し、いずれも多くの聴衆を集め、成功裏に終了した。100万円は4名の公募班員のリソース作製支援に支出され、領域の研究進展に役立った。
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今後の研究の推進方策 |
繰り越しにより、研究費が非常に有効に使用でき、研究者にとって大変ありがたい制度であることを認識した。今後も十分綿密に研究費の使用計画は立案するが、不測の事態等、やむをえざる場合には繰り越し制度を有効に活用する方針である。
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