研究領域 | ゲノム・遺伝子相関:新しい遺伝学分野の創成 |
研究課題/領域番号 |
23113001
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
高山 誠司 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (70273836)
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研究分担者 |
木下 哲 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 客員教授 (60342630)
鈴木 剛 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10314444)
高橋 文 首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (90370121)
松岡 信 名古屋大学, 生物機能開発利用研究センター, 教授 (00270992)
北野 潤 国立遺伝学研究所, 新分野創造センター, 特任准教授 (80346105)
松田 洋一 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (70165835)
寺内 良平 公益財団法人岩手生物工学研究センター, 生命科学研究部, 研究部長 (50236981)
渡辺 正夫 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (90240522)
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研究期間 (年度) |
2011-07-25 – 2016-03-31
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キーワード | 総括班 / ゲノム遺伝子相関 / 遺伝学 / ゲノム / 遺伝子 |
研究概要 |
本総括班では、研究全体を統括し、班員相互の密接な連携を図り、国内外の動向を調査しつつ適切な助言を行うことによって本領域を円滑に推進・運営することを目的としている。本年度は、総括班会議を6月2日~6月4日に、新神戸にて開催した。発足から3年目の中間評価の年を迎えるにあたり、領域の方向性や基本方針に関して総括班員、研究評価者、学術調査官を交えて意見交換を行った。領域の利益に資する共同研究の在り方や、個別の研究から一般性や共通原理を見いだすことに関して活発な議論が行われた。また、GOTO班員が中心となり、10月28日から2泊3日の日程で支笏湖休暇村にて若手の会を開催した。若手研究者を中心に70名の参加があり、研究発表、夜を徹した討論があった。また、若手研究者・学生向けに「英語コミュニケーション・英語プレゼンテーション」の授業が行われた。さらに、オーストラリア領事館より領事並びに商務官を招聘し、海外で学ぶための心構えについて講演頂いた。本年度は、遺伝学会、育種学会、農芸化学会、植物生理学会において領域関連シンポジウム・ワークショップを計7件開催した。また、2つの国際シンポジウム、"Mechanisms and Functions of Sex Chromosome Turnover (5月6日、三島)"、"How can epigenetic information be used to solve global issue? (9月21日、横浜)"を共催した。小中高校への出前授業や市民講座開講などアウトリーチ活動も積極的に推進した。最先端の研究成果の公表と合わせ、これらの班活動に関する情報はホームページを利用して発信した。ニュースレターに関しても、第5号および第6号を発行し、多くの学術分野にまたがる本領域内外の相互情報収集を促し、各班員の研究のさらなる発展の一助となるようにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
総括班、並びに領域代表がリーダーシップを発揮して領域ホームページ、ニュースレターを始めとする領域の周知活動を推進すると共に、内容の濃い班会議、若手の会、領域関連ワークショップ・シンポジウム、国際シンポジウムを開催することができた。その結果、第2期目の公募班の募集においては、150件を上回る応募があり、領域の目指す「ゲノム・遺伝子相関」の新しい遺伝学の概念が研究者に浸透しつつあると考える。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、領域関連のシンポジウム、ワークショップ、班会議を随時予定している。新たな公募班員を交え、さらなる共同研究の推進とゲノム・遺伝子相関の共通原理や機構の抽出に注力する。班会議、若手の会、各種研究集会での交流をはかることにより、領域の目的を周知し、新たな遺伝学分野を切り拓くべく努力する。また、アウトリーチ活動に関しては、その質の向上に向けて班会議等を通じて積極的な意見交換を行う。
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