研究領域 | 少数性生物学―個と多数の狭間が織りなす生命現象の探求― |
研究課題/領域番号 |
23115001
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
永井 健治 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20311350)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 少数分子系 / 分子個性 / 協同性 / 階層間相互作用 / コヒーレンス |
研究実績の概要 |
総括班として以下の会議・シンポジウムの企画運営を行い、本領域が目指す生命における少数分子の意義・個性について徹底的な議論を行い、研究者間での交流を深めた。 【1】第2回領域会議、2012年6月11日-12日、琵琶湖クラブ、【2】第50回日本生物物理学会シンポジウム、2012年9月22日、名古屋大学、【3】生理研研究会(協賛)「シグナル伝達研究の新展開」、2012年10月1日-2日、岡崎コンファレンスセンター、【4】第1回国際会議(第3回領域会議)、2012年10月16-19日、Taipei, Academia Sinica、【5】新学術領域「超高速バイオアセンブラ」とのジョイント会議、2012年11月19日、東大・生産研、【6】International Joint Symposium on Single-Cell Analysis(共催)、2012年11月27-28日、京都リサーチパーク、【7】第35回日本分子生物学会シンポジウム、2012年12月11日、福岡国際会議場、【8】第85回日本生化学会大会シンポジウム、2012年12月16日、福岡国際会議場、【9】第4回領域会議、2013年2月27-3月2日、ニセコヒルトン、【10】14th International Membrane Research Forum(共催)2013年3月15-16日、京大・iCeMS また、ニュースレターの発行を行い、本領域の公募研究ついてわかりやすく説明を行った。 さらに、阪大産研内に開設したバイオナノフォトニクスコンソーシアムにおいて、当該領域内部はもとより、本領域外部からの利用者も受け入れることで、共同研究および情報共有・発信を行い、少数性生物学の推進・普及に努めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
公募班が加わり、班会議での議論が極めて活発化した。第4回領域会議では実に135に上る質疑応答があり、実りある議論と学術的交流を行うことができた。また、生命現象における少数性問題を啓蒙するため、総括班として可能な限り多くの学会等でシンポジウムを企画・協賛・共催した結果、予想以上の反響があり、班員以外からの領域会議への参加打診や共同研究の促進に結び付いた。さらに、国際シンポジウムを開催することで「少数性生物学」とは何かを海外に向けて情報発信することができ、3名が海外アドバイザーとして総括班に加わった。
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今後の研究の推進方策 |
これまで同様、議論及び交流の場を設けることで、本領域の推進を図る。そのための班会議の充実に取り組み、シンポジウムを開催する。さらに、領域外とのジョイントシンポジウムを通じ、領域の殻に閉じこもらずさらなる発展を進めていく。学部生や大学院生など若者に向けの啓蒙の場として「少数性生物学トレーニングコース」を2週間に渡って開催する。
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