総括班
本領域では、1)転写環境の形成に直結する化学修飾がエネルギー代謝に働きかける作用、および、 2 )エネルギー代謝の変化が転写環境の形成に及ぼす作用、というクロストークを支える分子実体とその制御メカニズムを解明すること を研究の目的としている。本領域の総括班では、研究推進の検討、領域の評価と助言を行い、当該分野の国際的な学術連携と人材育成 の場を提供する。本年度の総括班の活動は、以下の通りである。1.平成26年4月から公募研究班が23班が新たに加わった。これら公募研究班と領域研究の方針を共有し、有機的な連携体制の強化を進める事ができた。2.平成26年度班会議(宮城県)を開催し、94名の研究者による活発な情報交換を行った。3.国内外の研究者を転写代謝セミナーに招き、今年度は11回を開催した。4.第4回若手ワークショップ(平成26年1月30~2月1日、 群馬県)を、新学術領域「転写サイクル」および転写研究会と共同開催した。大学院生・博士研究員・助教・講師が集まり、 研究発表、交流、情報交換を行った。5.公募班・計画班メンバーの活動について、ホームページを通じて積極的に社会に発信した。
2: おおむね順調に進展している
平成26年度は、総括班会議、転写代謝セミナー(11回)、若手ワークショップを開催し、研究領域の情報共有と、 情報収集、および若手交流を行い、それらの情報をホームページで積極的に公開してきた。また、代表研究者・深水(筑波大学)が米軍子弟教育高大連携プロジェクトで実験体験実習を実施した。さらに、連携研究者・矢作(計画班・筑波大学)がフジテレビ「NEWS JAPAN」、テレビ朝日「グッドモーニング」とテレビ東京「主治医が見つかる診療所」にゲスト出演、連携研究者・中尾(計画班・熊本大学)らの研究がテルモ科学技術振興財団の中高生向け研究紹介ページに掲載、また著書「羊土社・驚異のエピジェネティクス」が出版、連携研究者・本橋(計画班・東北大学)監修の「秀潤社・細胞工学7月号」が出版されるなど、社会還元を果たしてきた。
平成27年度は、国際シンポジウム、班会議、転写代謝セミナー、若手ワークショップを開催し、引き続き領域内外の交流を推進する。また、領域研究の発展のため、 若手交流や社会貢献を、行っていく。
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