研究領域 | 予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用 |
研究課題/領域番号 |
23120001
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
銅谷 賢治 沖縄科学技術大学院大学, その他の研究科, 教授 (80188846)
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研究分担者 |
坂上 雅道 玉川大学, 付置研究所, 教授 (10225782)
岡本 仁 独立行政法人理化学研究所, その他部局等, 研究員 (40183769)
柴田 智広 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (40359873)
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キーワード | 神経科学 / 意思決定 / 強化学習 / 内部モデル / 脳内シミュレーション |
研究概要 |
1)企画実行委員会:第1回の領域会議をH23年10月1-2日にOISTにて開催し、各計画研究の目標、内容、手法の相互理解を深め、同時に開催した総括班会議において5年間の活動計画を策定した。第2回の領域会議をH24年3月8-9日に東工大にて開催し、各計画研究の立ち上がり状況を確認するとともに、今後の連携の方向を明らかにした。またこの領域の研究の活性化と国際的なネットワーク構築に向け、日本神経回路学会でのDr. Peter Dayan (UC London) の招待講演、脳と心のメカニズムワークショップでのDr. Rajesh Rao (U Washington) の招待講演、Current Opinion in Neurobiology誌のDecision Making特集号の企画を行った。 2)研究支援委員会:H24年度以降、領域会議の初日にチュートリアル企画を行うことを決定し、H24年6月の玉川大学での領域会議に向け「モデルベースの意思決定とは何か」のテーマでの企画を行った。メンバー間の共同研究の支援と、実験データやアルゴリズムの幅広い活用のためのデータベースの構想を進め、H24年度に繰り越した予算によりその実装を行った。 3)広報連携委員会:領域のwebサイト (www.decisions.jp) を立ち上げ、領域のねらいと活動予定、公募研究のための情報を掲載した。ニュースレター第1号を発行し、各計画研究の概要とともに、リレー対談という形で領域の研究者とその研究の紹介を開始した。アウトリーチ活動として、高校生体験理科教室を「伝達創成機構」領域(津田一郎代表)と共同でH24年3月に玉川大学で開催し、ABLE2012、社会的能力発達シンポジウムを協賛した。 4)アドバイザー委員会:2回の領域会議に参加し、研究推進の重点についてアドバイスを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
早期にwebサイトを立ち上げ、幅広い分野のメーリングリストで宣伝を行ったことなどにより、公募研究には非常に多くの応募があり、今後の領域の活性化が強く期待できる。 研究支援活動のうちデータベースの立上げは、新たなデータが出始めるまでに時間がかかることもあり、H24年度に繰越して実施しすることとした。
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今後の研究の推進方策 |
H24年度は夏の包括脳ワークショップ中に「伝達創成機構」領域と共同でシンポジウムを開催するとともに、H25年度に予定している国際シンポジウムの準備を進める。また、理論、実験のテーマでのチュートリアルの企画実行を行い、データベースの立上げを行う。ニュースレターは年間2回のペースで発行し、その他のアウトリーチ活動と合わせ、意思決定に関する研究の知見を幅広く発信する。
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