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2015 年度 実績報告書

分子ロボティクスの支援と広報

総括班

研究領域感覚と知能を備えた分子ロボットの創成
研究課題/領域番号 24104001
研究機関東京大学

研究代表者

萩谷 昌己  東京大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (30156252)

研究分担者 小長谷 明彦  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (00301200)
研究期間 (年度) 2012-06-28 – 2017-03-31
キーワード分子ロボティクス / ナノマシン / ナノバイオ / DNAコンピュータ / 知能ロボティクス
研究実績の概要

領域会議: 3月14-16日、愛知県西浦温泉にて評価者を招聘し、分子ロボティクスプロトタイプの進捗報告ならびに公募班発表会を開催した。
研究会開催:分子ロボティクス技術の普及のため分子ロボティクス研究会を5回 (5月23日 北大, 6月27日 東大(新学術領域研究「ゆらぎと構造」と共催), 7月24日 石川県四高記念文化交流館, 12月5日 東北大学, 1月23日 京都大学)、若手の会を1回(6月5日 東北大)開催した。
技術交流:関連学会との技術交流を促進するため講演会およびシンポジウム(10月27-28日 CBI学会年次大会・分子ロボティクスシンポジウム,11月14日 人工知能学会・分子生物情報研究会,11月18日 計測自動制御学会システム・情報学術講演会2015)を共催した。
広報活動:ウェブサイトより日常的に情報を発信すると共に、ニュースレター(12号~16号)を発刊した。企業人・社会人を対象にナノ・マイクロビジネス展/ROBOTECH展(4月22-24日, パシフィコ横浜)および国際展示会nanotech2016出展 (1月27-29日, 東京ビッグサイト)にブースを展示した。
国際交流・アウトリーチ:分子ロボティクスに関する国際交流の一環として学生コンテストBIOMOD2015 (10月31- 11月1日, Harvard大)を共催した。実験施設のマニュアルを整備し、原子間力顕微鏡などの共用機器を領域メンバーや学生に開放すると共に、高校生を対象にひらめき☆ときめきサイエンス「DNAオリガミで遊ぼう」(8月7日,田町CIC)を開催した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

初年度より、領域会議、研究会等を頻繁に開催し、領域内の研究交流及び共同研究の進展に務めている。また、領域会議に加え、必要に応じて班会議を開催することにより、運営会議メンバーが領域全体の研究活動を把握し、共同研究等を推進することができた。運営会議も、TV会議システムを活用しほぼ毎週開催した。広報・啓蒙活動も活発に行っており、ニュースレター12~16号を刊行した。本領域と密接に関係する他の新学術領域研究「ゆらぎと構造」やCBI学会、計測自動制御学会、人工知能学会とも講演会やシンポジウムを共催し、交流を深めている。社会人に対しては、ナノ・マイクロビジネス展やNanote2016展にブースを展示し、技術力をアピールした。国際協力に関しては、ナノ・バイオの研究者との共催で国際学生生体分子デザインコンペティションを企画し、学生・若手研究者の育成の活動を推進した。さらに、田町拠点において、領域関係者が自由にAFMによるナノ構造を観測するための環境およびマニュアルを整備した。アウトリーチの一環として、ひらめき☆ときめきサイエンスに参画し、高校生を対象に「DNAオリガミと遊ぼう」と題する講習会を開催した。以上のように、総括班の種々の工夫により、分子ロボットプロトタイプの完成に向けて領域間での連携も推進され領域全体の活動が順調に進展した。

今後の研究の推進方策

今年度と同様に、領域会議や定例研究会などにおいて、公募班と計画班、公募班同士の共同研究を進展させる工夫を行う。27年度から新規に参加した公募班に対して計画班との共同研究を強化すると共に、運営会議メンバーによるラボビジットを継続する。また、他の新学術領域との共同シンポジウムなど、さらに幅広い活動を行う予定である。本領域のアウトリーチの一環として、社会人向け展示会におけるブース展示ならびに田町拠点の共有施設を用いた高校生向け講習会(ひらめき☆ときめきサイエンスとして参画)を開催する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 分子ロボティクスブース展示2016

    • 著者名/発表者名
      小長谷明彦・萩谷昌己・村田智・野村慎一郎・瀧ノ上正浩・小宮健・遠藤政幸・森島圭祐
    • 学会等名
      Nanotech2016
    • 発表場所
      東京ビッグサイト(東京都江東区)
    • 年月日
      2016-01-27 – 2016-01-29
  • [学会発表] Towards implementing swarms by molecular robots2015

    • 著者名/発表者名
      Masami Hagiya
    • 学会等名
      Workshop on Distributed Robotic Swarms
    • 発表場所
      京都大学(京都府京都市)
    • 年月日
      2015-10-05 – 2015-10-05
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] DNAオリガミで遊ぼう2015

    • 著者名/発表者名
      小長谷明彦・村田智・葛谷明紀・瀧ノ上正浩・小宮健
    • 学会等名
      ひらめき☆ときめきサイエンス
    • 発表場所
      東工大田町CIC(東京都港区)
    • 年月日
      2015-08-07 – 2015-08-07
  • [学会発表] 分子ロボティクスブース展示2015

    • 著者名/発表者名
      小長谷明彦・萩谷昌己・村田智
    • 学会等名
      ナノ・マイクロビジネス展/ROBOTECH
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
    • 年月日
      2015-04-22 – 2015-04-25
  • [図書] 自然計算へのいざない2015

    • 著者名/発表者名
      小林聡・萩谷昌己・横森貴
    • 総ページ数
      210
    • 出版者
      近代科学社
  • [備考] 分子ロボティクス 新学術領域

    • URL

      http://www.molecular-robotics.org/

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公開日: 2017-01-06  

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