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2014 年度 実績報告書

感応性化学種が拓く新物質科学

総括班

研究領域感応性化学種が拓く新物質科学
研究課題/領域番号 24109001
研究機関広島大学

研究代表者

山本 陽介  広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50158317)

研究期間 (年度) 2012-06-28 – 2017-03-31
キーワード典型元素 / 遷移金属 / 不安定中間体 / 触媒 / 機能性化学種
研究実績の概要

昨年度当初の計画では、総括班メンバーとして、領域代表者を含む計画研究者6名による実施グループと、国内6名と国外4名の学識経験者からなる評価グループに研究協力者を1名加えたが、さらに広範囲にアドバイスを頂くため、国内の研究協力者を1名追加した。
平成26年度は公募班の研究者にとっての最終年度にあたるため、平成26年6月16日-17日に第3回公開シンポジウム(場所:つくば国際会議場)を開催し、これまでの研究の方向性を確認・共有し、さらなる共同研究を促進した。計画公募班員を含む115名が参加し、活発な議論が繰り広げられた。また、シンポジウムの期間中に班会議を開催し、今後の展望点、連携研究の強化についても話し合いを行った。
今後の領域研究の先鋭化を実施するため生体関連感応性化学種に話題を絞って、平成26年10月13日に生体関連感応性化学種特別シンポジウム(場所:タワーホール船堀)を開催した。48名の参加者が集い、活発な議論を行った。若手人材育成のため、また先鋭化の一環として計画班の若手研究者が中心となって、平成26年12月9日-10日に第2回若手国際シンポジウム(場所:大阪大学豊中キャンパス)を開催した。内容は理論化学分野を中心としたもので、56名の国内外の若手研究者(内外国人7名)が集い、英語による活発な議論を行った。
若手研究者が海外の国際学会で発表する際に、近隣の大学などで講演する機会を支援するための若手研究者用の支援旅費を計上し、3名の海外旅費を支援した。共同研究促進のための旅費を計上し、12名に共同研究旅費を支援した。第14回有機金属化学国際会議のプレシンポジウムに協賛し、京都大学と東北大学で開催されたプレシンポジウム開催経費の一部を支援した。また、総括班メンバーが主催する生体分子討論会を共催し、班員への参加の呼びかけや開催経費の一部支援を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成26年度は、国内向けに第3回公開シンポジウムを開催し、若手研究者を対象とした第2回若手国際シンポジウムを開催した上、生体関連感応性化学種特別シンポジウムを開催した。
特別シンポジウムでは、生体関連感応性化学種に話題を絞り、これまでのような研究成果の発表ではなく、具体的な共同研究の提案を含めた密な論議を行った。
若手国際シンポジウムは、本新学術領域がめざす研究の国際展開を目的としたばかりでなく,若手研究者の国際感覚養成と若手研究者間の国際ネットワークの構築も視野に入れて、本新学術領域研究の次世代の科学を支える若手研究班員が中心となり、世界的に著名な若手外国人招待講演者の選定、プログラムの作成、会場の手配などすべてが立案・計画され実施された。
班員間での共同研究も活発に行われており、共同で論文も執筆されている。
また、日本化学会とも連携し広く社会貢献を行っている。

今後の研究の推進方策

高周期典型元素と遷移元素の分子性化合物を研究対象とし、それらの精密制御法と機能の探求を通して、新反応・新触媒を開発するとともに、酵素反応機構の解明と人工酵素の開拓へと研究を展開する。
平成27年度は、公募班の研究者にとっての1年目にあたるため、公開シンポジウムを5月に開催して、研究の目的や方向性を確認・共有し、共同研究を促進する。若手人材の育成のために、計画班の若手研究者が主催する国際シンポジウムを開催する。また、若手研究者が海外の国際会議で発表する際に、近隣の大学などで講演する機会を支援するための若手研究者用の支援旅費を計上する。英文と和文のインターネット・ホームページとニュースレターを作成し、本領域の研究成果を国内外に発信する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」感応性化学種が拓く新物質科学HP

    • URL

      http://www.strecs.jp/

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公開日: 2016-06-01  

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