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2015 年度 実績報告書

感応性化学種が拓く新物質科学

総括班

研究領域感応性化学種が拓く新物質科学
研究課題/領域番号 24109001
研究機関広島大学

研究代表者

山本 陽介  広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50158317)

研究期間 (年度) 2012-06-28 – 2017-03-31
キーワード典型元素 / 遷移金属 / 不安定中間体 / 触媒 / 機能性化学種
研究実績の概要

平成27年度は公募班の研究者にとっては1年目にあたるため、5月22日から23日に第4回公開シンポジウム(場所:京都大学宇治キャンパス 宇治おうばくプラザ)を開催して、研究の目的や方向性を確認・共有し、共同研究を促進した。公開シンポジウムには計画公募班員を含む108名(内学生15名、一般参加者93名)が集い、活発な論議が繰り広げられた。シンポジウム2日目には、班会議を開催し、一般化から先鋭化の方針のもと、さらなる共同研究の強化に基づく、領域研究の推進について議論した。
若手人材育成のため、また先鋭化の一環として計画班の若手研究者が中心となって、平成28年3月9日から10日に第3回若手国際シンポジウム(場所:名古屋大学東山キャンパスITbM)を開催した。将来が有望視される国内外の若手研究者9名が英語による講演を行った。81名の若手研究者(内外国人8名)が集い、英語による活発な議論を行った。
若手研究者が海外の国際学会で発表する際に、近隣の大学などで講演する機会を支援するための若手研究者用の支援旅費を計上し、4名の海外旅費を支援した。共同研究促進のための旅費を計上し、12名に共同研究旅費を支援した。また、計画班員が開催する「第17回研究会RIMEDシーズ発掘講演会」(主催:大阪府立大学 分子エレクトロニックデバイス研究所)に協賛し、班員への参加の呼びかけを行った。
また、A03班員の多くが参加した、有機金属化学討論会(関西大学:9月7日~9日)の翌日の9月10日に宇治でA03班を中心に勉強会を開き、領域内での「触媒開発」に関する共同研究を促進するための議論を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成27年度は、国内向けに第4回公開シンポジウムを開催し、若手研究者を対象とした第3回若手国際シンポジウムを開催した。
若手国際シンポジウムは、本新学術領域がめざす研究の国際展開を目的としたばかりでなく、若手研究者の国際感覚養成と若手研究者が中心となり、世界的に著名な若手外国人招待講演者の選定、プログラムの作成、会場の手配などすべてが立案・計画された。
班員間での共同研究も活発に行われており、共同で論文も執筆されている。
また、日本化学会とも連携し広く社会貢献を行っている。

今後の研究の推進方策

高周期典型元素と遷移元素の分子性化合物を研究対象とし、それらの精密制御法と機能の探求を通して、新反応・新触媒を開発するとともに、酵素反応機構の解明と人工酵素の開拓へと研究を展開する。
平成28年度は最終年度にあたるため、公開シンポジウムと班会議を5月に開催して、研究の目的や方向性を確認・共有し、共同研究をさらに促進する。また、新学術領域「元素ブロック」との共同シンポジウムを開催し、「感応性化学種」領域内での共同研究のみならず、同じ化学分野の新学術領域研究との連携を行って、さらなる研究の発展を図る。
さらに年度末に国際シンポジウムと評価会議を開催し、海外の評価委員を含む班員で意見交換を行う。
若手人材の育成のため、若手研究者が海外の国際会議で発表する際に、近隣の大学などで講演する機会を支援するための若手研究者用の支援旅費を計上する。英文と和文のインターネット・ホームページとニュースレターを作成し、本領域の研究成果を国内外に発信する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 その他

すべて 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [備考] 「感応性化学種」HP

    • URL

      http://www.strecs.jp/

  • [学会・シンポジウム開催] 感応性化学種が拓く新物質科学 第3回若手国際シンポジウム2016

    • 発表場所
      名古屋大学東山キャンパス
    • 年月日
      2016-03-09 – 2016-03-10

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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