総括班
本研究は、総括班として、領域の研究推進を支援し、新たな研究概念の創出を支援することを目的とする。最終的には、病原性発現に帰結する宿主特異的なウイルス複製とそれに対抗する宿主防御メカニズムとの拮抗の分子基盤を理解し、ウイルス増殖の許容性/非許容性に繋がるウイルス側と宿主側の特性(感染コンピテンシー)を明らかにし、あつかうウイルスを超えて共通概念を抽出する研究を支援し、そのための異分野協業を推進する。本年度では、1.東京大学医科学研究所講堂にて、総括班会議を開催し、本領域の方向性と研究方針を議論した。2.ホームページ(http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/infcompetence/)を運営し、領域の活動を広報した。3.ニューウェルシティ湯河原にて第2回、東京大学医科学研究所講堂にて第3回領域会議を開催した。4.共同研究インターンシップとして、3件の共同研究を支援した。5.神奈川県湘南国際村にて、感染コンピテンシー若手研究会を主催し、産官学の垣根を越えて、領域内外の若手研究者を集めた研究会を開催した。6.第12 回淡路感染症フォーラムを援助し、国外の研究者やウイルス領域外の研究者との人的交流のサポートを行った。7.領域内の研究者を対象として、2件の国際学会発表を支援した。8.社会連携活動「高校生のためのウイルス学体験講座」に班員を派遣し、アウトリーチ活動を行った。9.領域ニュースレター(2号)を発行した。
1: 当初の計画以上に進展している
総括班として、必須事項である総括班会議、第2回および第3回領域会議を滞りなく遂行した。また、共同研究インターンシップ、国際学会参加支援、若手研究会の開催を支援し、領域の若手研究者のサポートもできている。
今後も本年度の方針を維持し、拡大していく必要がある。特に、公募班とも連携し、領域内の交流を活性化して共同研究インターンシップをさらに推進する。また、ニュースレターの刊行や国内・国際学会を運営することで、研究領域の活性化と情報交換・発信に努める。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
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