総括班
平成27年度の活動のハイライトのひとつは、6月に仙台で第1回目のInternational Workshop on SOI Pixel Detector (SOIPIX2015)国際会議を開催した事で、海外からの10名の研究者を含め85名の参加により、成功裏に会議を終える事ができた。同時に一般向け講演会「宇宙と素粒子の謎を解き明かす最先端の3次元半導体検出器」も仙台で行い、地元新聞で紹介されると共に120名を超える聴衆の参加を得た。また10月には中間評価のヒアリングを受け、期待通りの進展が認められるとの評価を受ける事もできた。この他、12月には静岡大学で国内研究会を行い、初めての試みとしてパネルディスカッションを行い、領域研究の中間点を過ぎ今後の研究の進め方を議論する事で様々な意見が出て非常に盛り上がった。さらに総括班会議を、6月に仙台、9月に東京大学、12月に静岡大学、3月に東京で行い、研究の進捗状況、予算執行状況の確認、人員計画等の監視、相互理解等の活動を行った。8月には、KEKにおいて第2回目のSOI設計講習会を開催し、学生・若手研究者を中心に約20名の参加を得、有意義な講習会を行う事ができた。この他、継続的に本新学術領域のWebページをアップデートすると同時に、領域研究を紹介するパンフレットも作成した。上記活動を支える為、事務処理を行う人員を雇用し、研究活動に対するサポートを行った。
2: おおむね順調に進展している
領域主催の国際会議、国内研究会を開催し多くの参加者を得る事ができている。また中間評価においても期待通りの進展が認められるとの評価を頂く事ができている。また研究会や講習会への学生や若手研究者の参加も増えている。領域研究への採択を機会に、各種研究会への招待講演の依頼や、企業からの問い合わせも多く、各方面からの期待を感じている。
平成28年度より新たな公募研究が採択され、前回からの継続が5件、新規計画が2件決まり、これらの研究者をサポートしながらさらに研究を発展させていく。この為、これまで通り継続的に総括班会議、領域研究会、設計講習会を行っていくと共に、残りの2年間の期間にきちんと研究成果をまとめられるよう、これまで以上に各研究班の研究の進展に目を配っていく。新たな公募研究が決まった事により、パンフレットの更新や、Webページの刷新も行い、引き続き宣伝活動を行っていく。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 4件、 招待講演 2件) 備考 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A
巻: 831 ページ: 49-54
http://dx.doi.org/10.1016/j.nima.2016.04.036
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research Section A
巻: 824 ページ: 439-442
http://dx.doi.org/10.1016/j.nima.2015.11.109
巻: 印刷中 ページ: 印刷中
dx.doi.org/10.1016/j.nima.2016.04.022
JINST 10 P05010
巻: 10 ページ: 1-15
doi:10.1088/1748-0221/10/05/P05010
http://soipix.jp/index.html
http://rd.kek.jp/project/soi/