総括班
平成28年度は、6月に北海道大学で、11月にSPring-8において国内研究会を開催した。それぞれ約60名の参加があり、各研究班からの研究報告の他、招待講演、ポスターセッション、施設見学も行い盛況だった。領域研究も後半に入り、残りの期間でやるべき事、また終了後の研究体制等に関して夜遅くまで議論を行なった。この他、総括班会議を、研究会の場に加えて10月に京都大、3月に東京で行い、研究の進捗状況、予算執行状況の確認、今後の活動計画等に関して打ち合わせを行った。8月には、KEKにおいて第3回目のSOI設計講習会を開催した。今回は設計経験者を対象としたため、参加者は約10名に絞られたが、内容は濃いものとなった。この他、継続的に本新学術領域のWebページをアップデートすると同時に、SOI技術に関する英語本"Radiation Imaging Detectors Using Soi Technology"の出版も行った。上記活動を支える為、事務処理を行う人員を雇用し、研究活動に対するサポートを行った。
2: おおむね順調に進展している
領域主催の国内研究会を開催し多くの参加者を得る事ができている。また中間評価においても期待通りの進展が認められるとの評価を頂く事ができ、研究会や講習会への学生や若手研究者の参加も増えている。検出器制作を担うSOIプロセスも順調に行われており、各研究班から性能向上の報告も多く受けている。領域研究への採択を機会に、各種研究会への招待講演の依頼や、企業からの問い合わせも多く、各方面からの期待を感じている。
平成29年度は本領域研究の最終年度となることから、これまでの研究成果のまとめを行なっていく。この為、6月に宮崎大で予定されている国内研究会のほか、これまでの研究の集大成として12月に沖縄で2回目の国際会議を開催する。さらに、各研究班の研究成果を取りまとめた英語本を再来年度にかけて出版する計画で、これに向けた準備も行う。
すべて 2017 2016 2013 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (2件) 備考 (2件) 産業財産権 (3件) (うち外国 2件)
Proceedings of Science
巻: - ページ: -
IEEE Transactions on Electron Devices
巻: 63 ページ: 2293-2298
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A
巻: 831 ページ: 49-54
http://dx.doi.org/10.1016/j.nima.2016.04.036
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research Section A
巻: 824 ページ: 439-442
http://dx.doi.org/10.1016/j.nima.2015.11.109
http://soipix.jp/index.html
http://rd.kek.jp/project/soi/