分子アーキテクトニクス：単一分子の組織化と新機能創成

2013 年度 実績報告書

• 研究領域: 分子アーキテクトニクス：単一分子の組織化と新機能創成
• 研究課題/領域番号: 25110001
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 夛田 博一 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (40216974)
• 研究分担者: 小川 琢治 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80169185) ; 宇野 英満 愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (20168735) ; 家 裕隆 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (80362622) ; 米田 忠弘 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (30312234) ; 石田 浩 日本大学, 文理学部, 教授 (60184537) ; 松本 和彦 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (80344232) ; 高木 紀明 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (50252416) ; 浅井 美博 独立行政法人産業技術総合研究所, ナノシステム研究部門, 副研究部門長 (20192461) ; 長谷川 修司 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00228446) ; 山田 豊和 千葉大学, 融合科学研究科(研究院), 准教授 (10383548) ; 葛西 誠也 北海道大学, 量子集積エレクトロニクス研究センター, 教授 (30312383) ; 松本 卓也 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50229556) ; 浅井 哲也 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (00312380)
• 研究期間 (年度): 2013-06-28 – 2018-03-31
• キーワード: マイクロ・ナノデバイス / 分子エレクトロニクス / ゆらぎ

研究実績の概要

本領域では、精密な分子設計と電極表面構造設計を基本とし、非対称および非線形電動現象やクーロンブロッケード現象の発現機構と構造ー昨日相関の解明へと展開する。光・電場・磁場によるスイッチング機能を創出するとともに、精密計測の障害であるノイズやゆらぎを積極的に利用して、個々の分子の損傷や誤動作を多数の分子の協働によってカバーする信号処理の設計指針を導出することを目的とする。
そのため、総括班では、公募班を含む共同研究の推進が最も重要であると考え、領域内外の共同研究の調整や、他の領域や他の研究プログラムとの合同による国際会議の開催などの調整を行う。
平成２５年９月末には、第１回領域全体会議を開催して、本領域の方向性を確認し、共同研究推進のための方策を検討するととともに、平成２６年３月の第２回領域前代会議で、各研究計画の技術要素を整理し、具体的な共同研究を立案・調整した。グループ間の情報交換における効率化をはかるため、ビデオ会議システムを導入した。また、平成２５年１２月には、物性領域横断研究会に参加し、他の研究領域との交流を深めるとともに、平成２５年１０月および平成２６年３月に、研究に広がりを持たせるため、領域外の研究者の発表も含めた研究会を開催した。
広報面では、日本語および英語でのホームページを作成するとともに、英語版でのニュースレターを作成し、国内外に配信した。また、高等学校への出前授業などを通し、本領域に関する研究分野について、社会の発展にどのように貢献するかをわかりやすく紹介した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ホームページの作成・公開やニュースレターの発行など、広報に関して計画通りに進んでいる。領域会合の開催および研究会の開催も計画通り進んでいる。共同研究の推進に関して、ビデオ会議システムの導入や、班長会議などを通じ、各研究計画の要素技術を整理し、具体的な共同研究を立案・調整するなど、ほぼ計画通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

具体的な共同研究を着実に推進するため、進捗状況の把握と、調整を行う。若手人材育成のため、若手を中心とした研究会、勉強会を開催する。

研究成果

• [備考] 分子アーキテクトニクス 単一分子の組織化と新機能創成
  • URL: http://molarch.jp