領域の最終年度にあたる本年度は6件の計画研究、昨年からスタートした23件の公募研究(A01で9件、A02で14件)、本総括班、国際活動支援班で活動を行った。本総括班では、昨年に引き続き、オートファジーに関する研究の推進と、領域に関連する情報の収集・発信・交換等を行い、国際会議開催、班会議開催、HPによる領域内の交流の活発化を図った。 領域のホームページでは、これまでどおり領域内のニュースや求人情報などを発信した。Webベースのオートファジーフォーラムでは班員の論文等が発表され、平成29年3月31日時点で107報となり、領域内の活発な情報交換に寄与している。領域の研究支援としては、総括班で管理している高感度リアルタイム共焦点レーザー顕微鏡、デコンボルーション顕微鏡の共同利用運用を行い、計画班員、公募班員によって使用された。 第5回班会議は平成29年11月17~18日に東京都文京区順天堂大学で行った。班員の研究室の若手研究者も参加し、合計111名、口頭発表29件となった。総括班会議は11月17日に開催し、本年度事業の報告と領域の取りまとめや成果報告に関する計画を協議した。また、平成29年5月29日~6月1日に奈良春日野国際フォーラム 甍 ~ I・RA・KA ~で開催された第8回オートファジーに関する国際会議(ISA)を後援した。この会議には日本を含めた21カ国から合計353名(日本から158名、海外から195名)の参加があり、44題の講演、168題のポスター発表があった。
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