研究領域 | 植物発生ロジックの多元的開拓 |
研究課題/領域番号 |
25113001
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
塚谷 裕一 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90260512)
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研究分担者 |
望月 敦史 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (10304726)
河内 孝之 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (40202056)
光田 展隆 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (80450667)
平井 優美 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (90415274)
伊藤 恭子 (大橋恭子) 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90451830)
大島 良美 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門, 研究員 (00722951)
松井 南 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (80190396)
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研究協力者 |
深城 英弘 神戸大学, 大学院理学研究科, 教授 (80324979)
荒木 崇 東京大学, 大学院生命科学研究科, 教授 (00273433)
柿本 辰男 大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (70214260)
中島 敬二 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (80273853)
平野 博之 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (00192716)
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研究期間 (年度) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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キーワード | 植物発生 / ロジック / 形態形成 / メタボロミクス / e-learning |
研究成果の概要 |
本総括班では、計画班及び公募班の以下の研究活動を全面的にサポートすることで領域全体の成果達成に貢献した。 本課題では、植物の発生ロジックの解明を目指した。優秀な若手を中心とした公募班研究と一丸となり未開拓の分野を切り開いた成果として、植物発生・成長の中心的問題である植物の幹細胞性を与える仕組み、細胞の分化、増殖と配置の仕組み、成長相転換の仕組みなどを牽引する鍵遺伝子を数多く見出し、その機能を解くことができた。また遺伝子冗長性が極めて低いゼニゴケを新たなモデルとして確立した。さらに代謝に注目し、発生・成長を調節する新奇シグナル分子を探索し、新たに「代謝発生生物学」の分野を打ち立てることに成功した。
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自由記述の分野 |
発生生物学 / 進化生物学 / 生物多様性 / 植物分子生物・生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本領域は植物の本質的な発生ロジックについて、対象とする発生現象が異なる9つの計画班と4つの支援体制の強い協力体制によって解き明かすことを目指した点で、国内外に類のない植物発生に関する研究グループを構築した。この領域による多元的かつ開拓的な研究によって、植物発生戦略に留まらず、広く生物発生戦略の体系的理解に寄与した。また、本領域で得られる成果が、将来、生産環境農学分野の遺伝育種科学、作物生産科学、園芸科学、環境農学といった応用研究分野にも広くインパクトを与え、ひいては地球環境悪化や食料不足問題といった地球規模の問題解決に寄与することができれば、本領域研究の成功は非常に意義深いものとなるだろう。
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