研究領域 | 多様性から明らかにする記憶ダイナミズムの共通原理 |
研究課題/領域番号 |
25115001
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
齊藤 実 公益財団法人東京都医学総合研究所, 運動・感覚システム研究分野, 分野長 (50261839)
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研究分担者 |
佐藤 守俊 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00323501)
多羽田 哲也 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (10183865)
久恒 辰博 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (10238298)
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研究期間 (年度) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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キーワード | 神経科学 / 行動学 / シグナル伝達 / 脳・神経 / 学習・記憶 |
研究概要 |
初年度となる今年度は、先ず総括班研究代表者、研究分担者、連携研究者で研究運営委員会、研究企画委員会、研究支援委員会、研究管理委員会、研究評価委員会の各種委員会を設置し、総括班活動の効率的な分担と業務の集約を行った。 具体的には研究企画委員会により10月21日と22日に第一回領域会議を京都ガーデンパレスにて開催し、評価委員会委員も参加して各計画班員が研究の進捗状況と今後の研究計画を発表した。ショウジョウバエの脳高次機能研究者によるワークショップ、分子高次機能研究会を軽井沢ホテル1130にて9月17日〜19日で開催し、領域内外の研究者と意見交換を行うとともに、評価委員より批評を頂くことで研究の独自性を引き上げ、より生産的な研究計画を立てることができた。 研究管理委員会により公募研究の募集に先立って領域ホームページを立ち上げたhttp://traistest.sakura.ne.jp/molecular-ethology/index.html 研究支援委員会により高時空間分解能での4D イメージング解析が可能な超高速多光子レーザー顕微鏡を東京都医学総合研究所(齊藤)に、マウス等小動物用fMRIを東京大学(久恒)に設置し、共通利用機器として利用出来る準備を進めた。小動物用fMRIに関しては久恒が講演したシンポジウム2nd international joint symposium “Ultra high field-MRI”とfMRIの技術研修ワークショップ(東京大学大学院新領域創成科学研究科が主宰)に協賛し、fMRIの利用促進を図ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度の研究計画で主たる目標として掲げた、各種委員会の設置、研究支援委員会によるイメージング支援システムの構築と、公募研究の募集に先立った研究管理委員会による領域ホームページの作成と公開は全て実績の概要にある通りに達成出来た。こうした当初目標に加えて第一回の班会議を京都で開催し、研究会、ワークショップも開催して各自の研究の向上に資することが出来ため、上記の評価とした。
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今後の研究の推進方策 |
2年目となる今年度は各種委員会において以下の活動を中心に推進する。 研究企画委員会では公募班員を含めた班会議の開催・運営、各種ワークショップの随時企画と開催、次年度に計画している国際シンポジウムの準備を進める。 研究支援委員会では昨年度から続いている共通利用機器の設置(高時空間分解能での4Dイメージング解析が可能な超高速多光子レーザー顕微鏡の東京都医学研への設置、学習記憶中のマウス脳全体を俯瞰しての4Dイメージング解析が可能となるfMRIシステムの東京大学での構築)を年度初めには終えるとともに、共同利用に向けた講習会を開催する。また佐藤による遺伝子コード型可視化プローブの作成依頼を開始する。 研究管理委員会ではHPを適宜アップデートするとともに、領域活動の広報と成果の取り纏めた領域ニュースの編集を行い発行する。 適宜運営委員会では上記の各委員会活動をサポートするとともに、新たな領域活動の企画発案を行う。
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