総括班
2年目となる今年度は、公募研究の採択を行った。なるべく早く公募班員と計画班員とが顔を合わせることで互いの研究計画、ここまでの研究経緯を理解し、共同研究などを発展させる場を提供するべく領域会議をシェラトンホテル札幌にて6月16日~18日で開催した。領域会議では研究代表者による口頭発表と、若手研究室員を中心としたポスター発表を行った。ポスター発表者も3分のショートトークを行ってもらった。班会議に併せて総括班・班会議を開催した。企画委員会からは次年度に開催する国際シンポジウムの人選に関するガイドラインが定められ班会議と同時開催が決められた。また包括脳のアクティビティとして新学術領域喜田班と共同で開催する若手シンポジウムの演者についての議題が提出され本領域会議で発表した若手研究者の中から候補者が選定された(若手シンポジウムは12月13日にホテル東京ガーデンパレスにて開催された)。研究管理委員会からはニュースレターのコンテンツについての提案があり検討された(ニュースレターは第一号を発刊した)。研究支援委員会からは東京都医学総合研究所において共同利用機器として設置した二光子レーザー顕微鏡の利用講習会と行動解析講習会を次年度開催することが提案され承認された(講習会はイメージング技術講習会8月31日~9月1日 行動解析講習会9月1日~4日で開催が決定した)。他に総括班の関連したアクティビティとして分子高次機能研究会が8月25日~27日(KKRホテル沼津はまゆう)が共催された。3月13日には研究運営委員会を開催し、国際シンポジウムの開催手続き、次号のニュースレターのコンテンツ等に関する議題を討議した。
2: おおむね順調に進展している
今年度は公募班員の決定後速やかに領域会議を開催することで班員間のコミュニケーションを広げ、各課題研究の意義と方法論を認識し、各自のこれからの研究に反映させることが出来た。またマイクロ精神病態領域と合同で若手シンポジウムを開催することにより、若手研究者の研究を広く神経科学領域の研究者に紹介すると共に、シンポジウム後の懇談会により研究者同士の交流を深めることが出来た。一方共同利用機器として設置した二光子レーザー顕微鏡は超高速z軸走査を可能とする装置の開発遅延があり、十分な機能を発揮出来ない状態である。しかしここまでに開発スペックでの共同利用を見据えて利用講習会を27年度の夏に開催することを決定した。
8月に高次分子機能研究会の共同開催、共同利用機器の利用講習会と行動解析技術講習会を開催する。11月に領域会議と連続して開催する国際シンポジウムを滞り無く開催する。本領域会議ではワークショップとして理研のリサーチアドミニストレーターにより、論文のカバーレター講習会を開催する。第2号ニュースレターを発行する。また随時ワークショップを開き研究のアップデートを行うと共に、必要に応じて運営委員会を開き円滑な領域運営を行う。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
J Neurosci
巻: 35 ページ: 5557-5565
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http://www.igakuken.or.jp/memory/