総括班
領域の円滑な運営のために、研究計画で挙げた項目について以下のように実施した。(1) 領域会議の開催:研究領域の方向性や目的を計画班員内でお互いに理解し、さらに各計画研究の現状と実施計画を領域内で共有するために12月24日に小樽市にて第一回領域班会議を開催した。(2) 領域運営体制の確立:領域発足直後に事務担当者を新しく雇用し事務体制を整え、領域運営を滞りなく行える体制を整備した。(3) 領域ウェッブサイトの開設:領域活動を広く発信するためのウェップサイト(https://ncrna.jp)を立ち上げ、領域の活動方針、活動記録、班員情報などを掲載した。さらに新たに領域ブログを立ち上げ、計画班員によるリレーエッセイを開始した。(4) 共用機器の設置:超解像顕微鏡を東京大学分子細胞生物学研究所の専用スペースに設置し、担当計画班員が機器の立ち上げ、実験条件の至適化を経て共同利用が可能な状況までに整備した。この機器の立ち上げ作業は、当初予定していたより時間を要したため、領域班員に向けた内部講習会費を次年度に繰越し、実際の講習会は、次年度9/9~11に開催した。(5)若手支援:当該分野の若手研究者が中心に毎年開催しているRNAフロンティアミーティング(2014年9月16~18日に和歌山県で開催)の開催費の一部をサポートした。
2: おおむね順調に進展している
当初計画していたすべての項目について、ほぼ予定通り遂行することができた。領域の共用機器として総括班費から購入し東京大学に設置した超解像顕微鏡も初期的な立ち上げ作業が完了し、領域内で共用できる体制が整ったことも重要な点として挙げられる。
共用機器として設置した超解像顕微鏡をncRNAタクソノミ研究の強力な武器として有効利用し、実際の成果に結びつけることを実現する。また領域関連の若手支援を活発化し、多くの若手に国際学会参加をはじめとした経験を踏ませる機会をサポートすることに力を入れたいと考えている。
すべて 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件)
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