総括班
本領域を推進することにより、「細胞競合」の新たな概念を確立し、生命科学の様々な分野に大きな波及効果をもたらす新次元の研究領域へと発展・昇華させていくことを目指す。平成27年度および平成29年度から、研究計画班に加えてそれぞれ18および16の公募班が加わり、本格的に細胞競合研究を推進する体制ができた。平成27年9月には細胞競合研究の世界的権威である海外演者5名を招聘し、第1回細胞競合国際シンポジウムを京都で開催した。平成28年10月にはスペインのRamon Areces財団と共催で第2回細胞競合国際シンポジウムをマドリッドで開催した。さらに、平成29年8月には札幌で第3回細胞競合国際シンポジウムを開催し、平成30年2月にはロンドンの細胞競合研究者と共催で、UK-Japanジョイントシンポジウムを開催した。このように我が国における細胞競合研究を強く発信できたが、それ以上に、世界の細胞競合研究そのものに大きなインパクトを与える非常に重要な機会となった。また各年度ごとに領域会議を開催し、研究計画班、公募班の研究代表者がそれぞれの研究の進展について報告をし、情報を共有することによって、領域内の共同研究のさらなる促進に努めた。それに加えて平成27、28、30年度に、領域内若手研究者共同研究推進費によって、領域内の若手研究者間の共同研究を推進した。さらに毎年3月に細胞競合コロキウムを札幌で開催し、若手研究者を中心にそれぞれの研究内容を発表した。質疑応答もかなり熱く活発なものであり、次世代の細胞競合を担う若手の育成のいい機会になっている。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 4件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件) 備考 (1件)
Cell Reports
巻: 23 ページ: 974~982
10.1016/j.celrep.2018.03.104
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http://www.igm.hokudai.ac.jp/oncology/index.html