総括班
新学術領域研究(研究領域提案型)
毎年度、領域会議を開催するとともに、2015年(京都)、2016年(マドリッド)、2017年(札幌)には細胞競合を冠した国際シンポジウムを開催した。また、毎年度、若手研究者対象の「細胞競合コロキウム」を開催し、さらなる細胞競合研究の啓蒙と若手研究者の教育を深化させた。さらに、領域内若手研究者共同研究推進費などによって若手育成・共同研究の推進を深化させた。それに加えて、複数の研究代表者による研究技術支援センターの運営を行い、領域研究のサポート、共同研究の促進を積極的に行った。これらの活動によって、領域研究は予定を超える成果を得ることができた。
分子腫瘍学
本領域では、世界的にも類を見ない細胞競合の統合的融合研究拠点を構築し、多角的かつ包括的に細胞競合研究を強力に推進する。それによって、細胞競合を制御する分子メカニズムの全貌を解明し、それらがどのように多細胞生命体の個体発生や恒常性維持に関わっているのか、またその破綻がどのような疾患や病態を引き起こすのかを明らかにする。本研究総括班は、上記融合研究の活動を円滑に推進するために、研究の効率化と研究グループ間の有機的な結合を積極的に支援・調整する役割を担った。