総括班
総括班の目的は、「ステムセルエイジングと疾患」という新しい研究課題の解決のために、幹細胞や老化・疾患研究者を結集し、本学術領域研究を成功に導くことである。この目的達成のため、総括班に各種委員会(企画、広報、若手育成、評価、海外連携、研究支援)を設け、活動を行い、十分な成果が得られている。① 領域の統括・調整・評価、領域会議の開催:総括班会議と領域班会議を行い、本研究領域の運営・研究の方向性の調整を行った。また、公開の領域全体会議と国際シンポジウムを東京大学で開催した(6月)。他の新学術研究領域との交流を図るために、新学術領域 「生殖エピゲノム」と合同で領域班会議を開催した(11/16-17)。② 若手研究者の育成:他の新学術研究領域との交流を図るために、新学術領域 「生殖エピゲノム」と合同で若手ワークショップ(7/27-29 別府)を開催した。③ 技術支援: 領域内における研究、特に若手研究者の研究に対して、ゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム・代謝解析、幹細胞培養、数理モデル解析の支援を行った。また、加齢マウスの領域内供給体制の整備や遺伝子改変マウスの分与を行った。このような成果もあり、領域内共同研究は62 件行われている。④ 海外研究拠点との連携・国際交流支援: 海外連携委員会が中心となり、SyStemAge (EU)の年会に参加する等、海外研究拠点との連携を進めた。さらに、国際活動支援班を通して、若手研究者の派遣と招聘、海外PIの招聘など、海外連携の拡大・強化と若手育成を進めている。⑤ 広報活動: 研究内容や成果をWeb上領域ホームページなどを通して発信するとともに、プレスリリース17件、一般向けの公開講座や研究室受け入れなどを多数行った。また、日本細胞生物学会(H28 6/16)など、学会等のシンポジウムの主催も多数行った。
2: おおむね順調に進展している
論文の発表状況や共同研究の実施状況から、これまでの活動は十分に成果が得られていると考えている。実際、領域内共同研究は62 件にのぼり、4名の公募班員を除き全ての班員が領域内で共同研究を行っている。既に報告済みの領域内共著論文は29本あり、今後さらに増える見込みである。さらに連携は深まるものと期待され、総括班としての活動をさらに活発化していきたい。特に海外活動支援班がもうけられたことから、若手育成や海外研究機関との連携はさらに強化できるものと考えている。質の高い研究を推進するとともに、この研究領域の基盤をしっかりと構築していきたい。また、得られた成果はこれまでよりも積極的に広報していきたい。
質の高い研究を推進するとともに、この研究領域の基盤をしっかりと構築するために、総括班としての活動をさらに活発化していきたい。特に海外活動支援班を通して、若手育成や海外研究機関との連携の強化を進めるとともに、得られた成果はより積極的に広報していきたい。1)領域の統括・調整・評価: 研究期間後半の研究の方向性は極めて重要であり、研究目的の達成とともにその過程で得られる新しい展開をどのように次につなげていくか、総括班会議ならびに領域全体会議等を通して議論し、調整を行う。2)領域会議・シンポジウムの開催: 各年度領域全体会議を開催し、領域研究の進捗状況を確認するとともに、公開の国際シンポジウムを3年目と最終年度に開催し、学際的な情報交換の場とし、領域研究の活性化を図る。3)若手研究者の育成: 公募班員などの若手研究者を支援するため、他の新学術研究領域と合同で若手ワークショップを3年目と4年目に開催し、情報交換と共同研究を推進する。若手ワークショップにおいて技術講習会も同時に開催し、領域内研究者の有する特殊技術を領域内で共有する。4)技術支援:領域内研究、特に、若手研究者の研究に対して、ゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム解析や代謝解析、幹細胞培養、数理モデル解析の支援を行う。加齢マウス・モデルマウスの供与も行う。5)海外のエイジング研究拠点との連携: 海外連携委員会が中心となり、海外研究拠点との連携を進める。特に、ハイデルベルグ大学Anthony Ho博士と須田が参画するSyStemAge (EU)と情報交換をし、国際的連携を図るとともに、国際活動支援班による海外連携を推進する。広報活動:研究内容やその成果をWeb上の領域ホームページなどを通して、外部の研究者や社会へと発信する。またメールや出版物を通じた班員間の情報交換の推進を行う。
すべて 2016 その他
すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 5件、 オープンアクセス 1件) 備考 (1件)
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http://www.m.chiba-u.ac.jp/class/molmed/stemcellaging/index.html