総括班
27年度は計画研究と公募研究が並行して進行した初年度である。年度初めに、公募班員の自己紹介と研究計画の発表のために領域会議を開催し、計画研究と公募研究の交流を促すことから活動を開始し、以下のような項目について総括班のリーダシップの元に活動を推進した。1)全体領域会議(2回開催):第1回 2015.6.13 東京工業大学キャンパスイノベーションセンター国際会議室(東京・田町)、第2回 2015.11.13-15 ほほえみの宿滝の湯(山形・天童) 2)第1回 国際会議: Nascent-chain Biology Meeting 2015 in Tokyo(2015.10.1 東京大学弥生講堂一条ホール)3)第2回 若手ワークショップの開催(2015.9.28ー30 たかみや瑠璃倶楽リゾート、山形・蔵王)4)技術ワークショップの開催:2015.9.28ー30の若手ワークショップと同時開催 5)関連学会でのシンポジウム/ワークショップ: 第15回 日本蛋白質科学会年会、第17回RNAミーティング、第53回 生物物理学会年会、第38回日本分子生物学会年会・第88回日本生化学大会 合同大会、など 6)海外アドバイザー/関連研究者の招聘(2名/年):Judith Frydman (スタンフォード大学)、Roland Beckmann (ミュンヘン大学)、など。 7)ウェブサイトの随時更新 8)領域ニュースレターを10月に発行した。 9)アウトリーチ活動:高校生への出張授業(2015.5.23 開智高校、2015.6.1 国立高校、など)
1: 当初の計画以上に進展している
上記の総括班活動において、全体領域会議は当初1回の予定だったが、2回行った。さらに、27年度は国際会議の予定はなかったが、国際的にも関連分野が急速に進展し、拡がりを見せていることを鑑み、急遽、10月1日に東京にて国際会議を開催した。これらは年度初めの活動計画になかったものであるので、「当初の計画以上に進展している」とした。
27年度は当初の計画以上に活動を行い、領域の推進を大いに加速することができた。次年度以降もこのペースを崩さず、さらには新たな活動を付け加えていきたい。ベースとなる活動は以下のような内容である。総括班の役割として第一には、計画研究、公募研究に関わらず班員間での交流を促し、一つでも多くの共同研究を実現させるとともに、全体会議などにて得られた研究成果の評価を行う。また、28年度は本領域における重大イベントの一つである国際シンポジウムを開催する。さらに、得られた研究成果を外部に発信するための広報活動も昨年度に増して充実させる。1)国際会議の実施(9月1日~3日河口湖) 2)若手ワークショップの開催(1回/年)、3)全体領域会議の実施(1回/年) 4)総括班会議の実施(2回程度/年) 5)研究成果を広く社会・国民に発信するための領域ウェブサイトの運営。格段の研究成果が得られた際にはウェブサイトでの広報に加えて班員の所属部局と連携してプレスリリースも行う。6)ニュースレターの発行(1回/年) 7)技術ワークショップの開催(1~2回/年) 8)関連学会でのシンポジウム・ワークショップの開催、9)海外アドバイザー/関連研究者の招聘(2名程度/年)、10)高校への出張講義やサイエンスカフェなど得られた成果を国民と共有する(随時)
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件、 招待講演 3件) 学会・シンポジウム開催 (3件)
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