NHCは、CO2と反応し、CLPと同様に酸素や水分に対しても安定な付加体(NHC-CO2)を生じる。NHC-CO2は、加熱するとCO2の解離によりNHCが再生する。そこでPoxIm-CO2合成のためにPoxImとCO2との反応を室温にて行ったが、PoxIm-CO2ではなく混合酸無水物の一つであるCarboxylicPhosphinic Mixed Anhydride (CPMA)が定量的に得られた。この新規化合物を利用することで二酸化炭素の有効利用につながる二酸化炭素の変換反応を開発する事が可能となった。
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