研究領域 | 生物の3D形態を構築するロジック |
研究課題/領域番号 |
15H05857
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 明治大学 (2019-2020) 北海道大学 (2015-2018) |
研究代表者 |
秋山 正和 明治大学, 研究・知財戦略機構(中野), 特任准教授 (10583908)
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研究分担者 |
須志田 隆道 サレジオ工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (00751158)
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研究期間 (年度) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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キーワード | 現象の数理モデル / 形態形成 / 数値計算 |
研究成果の概要 |
3Dの時空間的な変化を伴う形態形成は非常に複雑であり,理解のためには,現象をできるだけ簡単な数理モデルで表現することが必須であった.本研究では成果として,細胞を粒子で表現した細胞運動の数理モデル,カブトムシ角の形態形成に関する数理的研究,Phase Field型多細胞形態形成モデル,上皮シートのパターン形成に関する数理モデル,ショウジョウバエ中腸の左右性形成機構の実験的・数理的研究などが論文として出版された.
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自由記述の分野 |
応用数学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における最大の成果は,生物学の問題を数学の問題として定式化し,問題解決の糸口を生物学からではなく,数学から示唆できたことにある.また,生物の形態形成の正しい仕組みを理解できたことで,その仕組みの破綻として生ずる病気の発生メカニズムも同時に知ることができたことである.また,分野横断的かつ,多数の対象に対する共同研究が生まれ,研究コミュニティが生物学と数学の両方にできたことも大きい.
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