計画研究
本研究計画は,既存の反射モデルでは表現することが難しい微細構造を持つ物体を対象に,その複雑で多様な質感をモデル化する手法の開発を目指す.具体的には,様々な照射方向・物体表面の光照射点,観察方向のもとで対象物体を観察し,相互反射や内部散乱といった光学現象の各要素を分離して計測する技術を開発し,人間の質感認知のためにどのような光学現象の正確な再現が必要であるのか,物体表面・内部の光の伝搬はどの程度の精度で再現が必要なのかについての検討を進める.この解析に基づき,質感知覚と関係する光学特性を近似するモデルを提案し,対象物体の多様な質感を効果的にモデル化する手法を開発ことを目的とする。性を持つ物体の形状を安定に推定する手法を画像解析分野のトップジャーナルで発表した。また、物体表面の相互反射や内部散乱といった光学現象の各要素を分離して計測する技術を開発した。また、ガラス、布、紙など、様々な質感を持つ物体を対象としたデッサン画のデータベース構築を行い、機械学習にもとづくデッサン画の自動生成を行うアルゴズムを開発した。デッサン画解析の展示会(10/9-10/14「ヒトは描くときに何をみているか」)を東京藝術大学で開催し,一般の方に広く成果発表をおこなった。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件) 産業財産権 (1件)
IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence (TPAMI)
巻: - ページ: -
10.1109/TPAMI.2020.2973986
10.1109/TPAMI.2019.2927909I
Computational Visual Media
巻: Vol.5, No.4 ページ: -
IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics
10.1109/TVCG.2019.2946812
IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems
Medical Imaging Technology
巻: Vol. 37, No. 1 ページ: -
10.11409/mit.37.17