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2019 年度 研究成果報告書

実社会の多様な質感情報を分析・制御・管理する技術

計画研究

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研究領域多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出
研究課題/領域番号 15H05926
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関横浜国立大学

研究代表者

岡嶋 克典  横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (60377108)

研究分担者 堀内 隆彦  千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (30272181)
富永 昌二  長野大学, 企業情報学部, 研究員 (10103342)
研究期間 (年度) 2015-06-29 – 2020-03-31
キーワード感性情報学 / 心理物理学 / 色彩工学 / 分光解析 / マルチモーダル情報処理
研究成果の概要

質感の科学的な理解に基づき、ものづくりの現場で使える質感マネジメントの学問的な体系である「質感工学」を構築することを目的とし、様々な質感に関する課題を実験的並びに理論的に解決した。評価実験等を実施し、一般性のある質感知の体系を確立し、多様な質感情報を多角的かつ系統的に分析してモデル化・定式化し、波長次元のレベルから質感を任意に制御・管理するための総合的工学体系を構築した。また、光学や情報学のみならず、心理学や生活科学等の融合研究も推進し、質感知覚が他の感覚に影響するクロスモーダル効果についても、情報工学を駆使して定量化することに成功した。また様々な質感シミュレーション技術も開発した。

自由記述の分野

人間情報処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

極めて感性的・主観的と考えられてきた「質感」を、工学的かつ定量的に取り扱えることを示し、様々な質感のモデル化・定式化を推進した。今回得られた質感工学のノウハウは、実社会の様々な問題に適用可能であり、質感を任意に制御・管理できることから、様々な産業分野において応用性が高い知見であり、社会的に意義が高い。また、脳内における様々な質感の認知メカニズムも明らかにし、神経科学や情報科学との関連性にも言及し、質感の科学的理解に貢献したことから、学術的意義も高いといえる。また、質感という枠組みを超えて、クロスモーダル効果やプロジェクションマッピング技術等の派生した技術や知見が得られ、学際的研究の意義も高い。

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公開日: 2021-02-19  

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