真核生物の複数の複製タンパク質の機能を明らかにし、染色体動態との繋がりとして、複製フォークが停止する機構を解明した。これらの学術的意義も大きいが、解析に用いたin vitro複製系を稼働させたことも大きな意義がある。この系は、世界でも限られた研究室でしか動いておらず、国内では我々のところだけであった。この系を用いては、姉妹染色体間を結びつけるコヒーシンの導入を共同研究により行うなど、他の研究グループの指導も行ったので、国内においてもより多くの研究者がin vitro複製系を使用し、それぞれの研究に役立てることを期待している。。
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