計画研究
笠井は、主体価値の不調からの回復についてインタビュー調査を実施し、似た経験をもつ人(ピア)やピアサポートワーカーを含む身近な人々とのコミュニケーションを通じて社会規範にとらわれないアイデンティティを再構築・再定義するという結果が得られ、論文化した。ピアサポートについて、システマティックレビューを行った。若者の困難からの回復過程について質問紙作成を行った。荒牧は、自然言語処理の技術を用いて思春期の様々な言語データの解析を行った。言語指標を用いて創作の物語文を解析し、思春期後期における精神的健康の低下が検出可能か検証した。発達障害や統合失調症の当事者の人々のオンラインでの語りを促進する独自のソーシャルメディア(当事者研究エピソードバンク)の構築・運営を行った。文東は、東京ティーンコホートを含む3つのコホートサンプルから、セロトニントランスポーター遺伝子プロモーター領域の反復配列の多型解析を行い、新しい低頻度のアレルを複数発見した。そのうち28回繰り返しの超ロングタイプは、プロモーター活性を失っていることが示された。岡本は、思春期後期うつに対する主体価値に基づいた行動変容プログラムを作成し、実施後の変化を心理ー行動ー脳の観点から検討した。価値に基づく行動を増加するよう働きかけると、脳の自己制御領域の機能が回復・増加した。また楽しみを感じられない行動は価値に沿わない生活行動と関連しており、それらを減少させると主体が行動時に楽しみを感じやすくなり、行動が増加することを明らかにした。能智は、「主体価値」の維持や発揮が妨げられている事例として、身体・知的障害の事例とそれに関わる人、および在日外国人の語りの分析を行ったほか、「リカバリー」過程を促進するための心理療法的技法の開発、紹介を行った。また支援の土台となるソーシャル・コンストラクショニズムの解説と応用について書籍を刊行した。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (54件) (うち国際共著 7件、 査読あり 47件、 オープンアクセス 34件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 4件、 招待講演 3件) 図書 (7件) 備考 (4件)
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