研究領域 | スクラップ&ビルドによる脳機能の動的制御 |
研究課題/領域番号 |
16H06463
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 神戸大学 (2019-2020) 国立研究開発法人理化学研究所 (2016-2018) |
研究代表者 |
内匠 透 神戸大学, 医学研究科, 教授 (00222092)
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研究分担者 |
萬代 研二 北里大学, 医学部, 教授 (50322186)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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キーワード | シナプス / 自閉症 |
研究成果の概要 |
自閉症家系の遺伝学的解析からシナプス形成に関わるNeuroligin 1変異を見出した。またその点変異マウスを作製し、社会性行動に異常があることを見出した。自閉症モデルマウスとして15q dupマウスの統合的解析を行い、縫線核を中心とするセロトニン神経の異常、大脳皮質体性感覚野のE/I比異常、さらにはこれらの異常が発達期のセロトニン補充療法によって、社会性行動異常が改善することを示した。マウス覚醒下でのfMRIを構築し、15q dupマウスを解析したところ、神経機能結合が低下していることを見出した。
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自由記述の分野 |
脳科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症をはじめとする精神疾患の原因は、まだほとんど不明である。しかしながら、昨今のヒト遺伝学的研究の進展により、シナプスの異常との関連が示唆されており、精神疾患はいわばシナプス病と呼んでも過言ではないようになった。本研究では、自閉症におけるシナプス表現型と病態との関係を明らかにした。
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