計画研究
本年度は、これまでにscRNA-seq解析により同定したヒト特異的に存在する細胞種のより詳細な解析を行った。同定した細胞に特異的に発現する表面抗原を用いたFACSにより、当該細胞集団を純化し、より深いシークエンス解析を行った。その結果、この細胞集団がマウス発生過程には存在しないヒト特異的に存在する細胞種であることが明らかになった。またその細胞動態をライブイメージングにより明らかにした。
2: おおむね順調に進展している
当初の計画通りに種特異的な神経発生に関与する細胞集団と分子マーカーを同定した。
今後はこれまでの研究成果をまとめて論文化を行う。本プロジェクトの解析により明らかになったマウス網膜形態形成に関与する新規の細胞集団の解析結果とヒト特異的に存在する神経幹細胞集団の解析結果を別々の論文にまとめて投稿する予定である。
すべて 2019
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
Nature Communications
巻: 10 ページ: 000
10.1038/s41467-019-11702-y
Current Opinion in Cell Biology
巻: 61 ページ: 86~91
10.1016/j.ceb.2019.07.010