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2019 年度 実績報告書

種特異的発生時間スケールを規定する分子基盤の解析と制御

計画研究

研究領域脳構築における発生時計と場の連携
研究課題/領域番号 16H06485
研究機関京都大学

研究代表者

永樂 元次  京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (40415097)

研究期間 (年度) 2016-06-30 – 2021-03-31
キーワード自己組織化 / 種特異性 / オルガノイド
研究実績の概要

本年度は、これまでにscRNA-seq解析により同定したヒト特異的に存在する細胞種のより詳細な解析を行った。同定した細胞に特異的に発現する表面抗原を用いたFACSにより、当該細胞集団を純化し、より深いシークエンス解析を行った。その結果、この細胞集団がマウス発生過程には存在しないヒト特異的に存在する細胞種であることが明らかになった。またその細胞動態をライブイメージングにより明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画通りに種特異的な神経発生に関与する細胞集団と分子マーカーを同定した。

今後の研究の推進方策

今後はこれまでの研究成果をまとめて論文化を行う。本プロジェクトの解析により明らかになったマウス網膜形態形成に関与する新規の細胞集団の解析結果とヒト特異的に存在する神経幹細胞集団の解析結果を別々の論文にまとめて投稿する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] Self-organized formation of developing appendages from murine pluripotent stem cells2019

    • 著者名/発表者名
      Mori Shunsuke、Sakakura Eriko、Tsunekawa Yuji、Hagiwara Masaya、Suzuki Takayuki、Eiraku Mototsugu
    • 雑誌名

      Nature Communications

      巻: 10 ページ: 000

    • DOI

      10.1038/s41467-019-11702-y

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Toward the formation of neural circuits in human brain organoids2019

    • 著者名/発表者名
      Seto Yusuke、Eiraku Mototsugu
    • 雑誌名

      Current Opinion in Cell Biology

      巻: 61 ページ: 86~91

    • DOI

      10.1016/j.ceb.2019.07.010

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2021-01-27  

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