研究成果の概要 |
固体表面を異方性を有する巨大配位子とみなし、固体表面・界面への固定化反応や固定化表面の化学修飾を介して、表面特有の金属配位アシンメトリー構造を創出した。領域内の共同研究で、Co3核錯体、V錯体、Tb錯体などの金属錯体を固体表面に固定化し、表面のキラル配位子との相互作用を基に、溶液とは異なる新規のアシンメトリー構造を構築した。それらをXAFS, CD, CPL, 理論解析などの方法で配位アシンメトリー構造を明らかにし、表面で特異的に形成される配位アシンメトリー構造の反応特性を明らかにした。
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