計画研究
1) 次世代バイオロギングシステム開発 ■多次元計測(GPS、ビデオカメラ、深度、加速度等)・イベント駆動機構を備えたロギングデバイス「ログボット」を開発し、野生の海鳥に適用し、論文発表した(Korpela et al. Comm Biol 2020)。■ロギングデバイスの遠隔回収システムの開発を行い、論文発表した(Abe et al. Adv Robotics 2021)。2) 野外調査 ■動物のナビゲーションデータを取得し、行動・体内・環境情報とナビゲーションの関係を理解可能にする数理モデルを作成するため、オオミズナギドリとウミネコなどに対してバイオロギング調査を行った(合計で約90個体)。なお、コロナ禍のため、例年行っていた海外の海鳥類の調査は行わなかった。■サクラマスの雌が雄に対する選好性を明らかにする目的で、Y字水路を用いて雌の選択行動を計測した。また、サケのベーリング海から日本へのルートを探るため、15個体にロガーを装着して放流した。3) データ解析および数理モデル作成 ■データ科学班・神経科学班・公募班と共同し、属性(鳥類では性差)による移動経路の違いを検出する手法を開発した(Maekawa et al. Nat Comm 2020)。■オオミズナギドリの巣立ち幼鳥が年によって異なる渡り経路をとることを明らかにした(Yoda et al. Ecology 2021)。■養殖ニジマスに脳神経活動ロガーを装着する手法を確立し、発表した(Takahashi et al. Anim Biotel 2021)。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2021 2020 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
Ecology
巻: 102 ページ: e03297
10.1002/ecy.3297
Animal Biotelemetry
巻: 9 ページ: 9
10.1186/s40317-021-00232-4
動物園水族館雑誌
巻: in press ページ: in press
Marine Biology
Nature Communications
巻: 11 ページ: 5316
10.1038/s41467-020-19105-0
Communications Biology
巻: 3 ページ: 633
10.1038/s42003-020-01356-8
http://navi-science.jp/