計画研究
本年度も引き続き定量メタボローム分析系の開発と構築した分析系を用いた応用研究に取り組んだ.定量メタボローム分析系の開発においては,引き続きHILIC/AEX/MS/MS分析系における対象親水性代謝物の拡充を図るとともに,カラムの上市およびメソッドの一般化に向けた取り組みをメーカーとも連携して行った.また,GC/MSにおけるCCLD定量ライブラリの構築,SFC/MS分析系における定量リピドーム分析システムの開発についても同様に解析対象代謝物の拡充,実サンプルの測定を実施し,メソッドの一般化に向けた取り組みをメーカーとも連携して行った.さらに,HPLCによる培地分析システムの構築についても取り組み,アミノ酸類,有機酸類,糖類,無機イオン類を自動連続分析が可能な複合HPLCシステムの開発をメーカーと連携して行った.定量解析用安定同位体ラベル化標準品の調製においては,引き続き安定同位体内部標準品群(Stable Isotope Labeled Internal Standard: SILIS)生産のための技術開発に取り組み,各種モデル生物を用いたin vivoでのSILIS合成では使用宿主を拡張するとともに,大腸菌を中心として合成代謝経路導入と代謝工学的宿主改変を適用することで野生型大腸菌に本来含まれない代謝物や,その他の宿主も含めて細胞内存在量の少ない代謝物を多く含有するSILIS生産基盤の構築を構築した.さらに,定量メタボロームデータ解析技術の開発において,定量リピドーム解析用のライブラリならびに専用解析ソフトウエアを開発し(特許出願),ベンチャー企業を設立して上市した.構築した分析法を用いて,領域内外の共同研究者と連携しながら分析系の検証および各種代謝アダプテーションに関する応用研究を多数実施した.また,その成果を論文として報告した.
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 4件、 査読あり 19件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (31件) (うち国際学会 9件、 招待講演 13件) 図書 (4件)
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