本研究期間内に行った次世代シークエンスデータ産生支援は、特に公募班若手研究者との共同研究として成果を論文発表することができた。該当分野になじみのなかった特に若手研究者に対して、大規模オーミクスデータ産生/解析への参入を促すことができたと考えている。独自の課題であるがん細胞を対象とした多層オミクス解析について行ったトランスクリプトーム-エピゲノムネットワークにおける抗がん剤作用モジュールのカタログ化、その1細胞レベルへの計測の精密化を通じ、がん細胞薬剤応答の多様性の解明に向けて出発材料を創出することができたと考えている。
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