計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
本研究により、1) Arc エンハンサー・プロモーター技術を用いた記憶痕跡細胞集団の標識と操作技術が向上した。また2) Ca2+応答性を強化した最高性能Ca2+センサーXCaMPを創出しin vivo 多色計測技術を飛躍的に進展させた。3)CaMK-CREB-Arc経路のin vivo生理学・病理学における意義を解明した。これら成果は、すべて申請者が世界に先駆けて構築した実験系システムによってもたらされたものであり、脳情報動態学の創成に大きく貢献した。
神経生化学
本研究を通じ、記憶転送や記憶痕跡創発に寄与する脳情報動態・情報処理解明に資する研究手法の開発がなされたことは特筆されるところである。すべて申請者らが世界に先駆けて構築した実験系であり、今後、全く新たな脳情報動態学の創成の端緒となることが期待される。