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2022 年度 研究成果報告書

TGF-βファミリーによる細胞分化とダイバーシティー獲得の分子基盤

計画研究

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研究領域細胞社会ダイバーシティーの統合的解明と制御
研究課題/領域番号 17H06326
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関東京大学

研究代表者

宮園 浩平  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 卓越教授 (90209908)

研究分担者 鯉沼 代造  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (80375071)
森川 真大  帝京大学, 先端総合研究機構, 准教授 (80775833)
江幡 正悟  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (90506726)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2022-03-31
キーワード発生・分化 / シグナル伝達 / 癌
研究成果の概要

本研究ではがん細胞を中心に、ダイバーシティーに富んだ細胞集団が作られる分子機構について研究を進めた。脳腫瘍幹細胞の分化に関わる分子として転写因子PRRX1やTNFスーパーファミリー因子受容体を見出し、その作用を明らかにした。またがん細胞の同所性移植によって膵臓がんや腎臓がんの悪性化に関わるメカニズムの研究を行い、腎臓がんでは好中球を介した腫瘍内在性炎症の増悪による肺転移の促進機構を見出した。またマウスES細胞などがん以外の細胞について、分化の誘導機構について研究を進めた。さらに組織透明化の手法を発展させ、血管やリンパ管、がん細胞の3次元での可視化とその相互作用を解析し、数理解析手法を導入した。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生体を構成する細胞は多様性と可塑性に富んでおり、その分化機構を明らかにすることは、初期胚の分化、種々の組織の形態形成、がんなどの疾患の病態解明に重要な役割を果たすと期待される。本研究の成果は、がんをはじめとした様々な疾患の新たな治療法の開発に寄与すると考える。

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公開日: 2024-01-30  

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