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2020 年度 実績報告書

顔と身体表現の文化フィールドワーク研究

計画研究

研究領域トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築―多文化をつなぐ顔と身体表現
研究課題/領域番号 17H06341
研究機関東京外国語大学

研究代表者

床呂 郁哉  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90272476)

研究分担者 吉田 ゆか子  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (00700931)
田中 みわ子  東日本国際大学, 健康福祉学部, 教授 (10581093)
西井 凉子  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20262214)
塩谷 もも  島根県立大学, 人間文化学部, 准教授 (90456244)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2022-03-31
キーワード顔 / 身体 / 文化人類学 / 東南アジア / 芸能 / 被服文化
研究実績の概要

本研究班は、人類学的フィールドワークを含むフィールドサイエンスの研究手法を駆使し、顔と身体表現について、現場の文脈に即した調査研究を行う。顔や関係する身体表現に関して、イスラーム圏を含む東南アジア域内における異なる文化・社会的文脈に応じた比較研究を遂行することを目的としている。2020年度においては、前年度までに引き続いて東南アジアを主とする現場での調査研究を継続することに加えて、中間評価への対応を兼ねてこれまでの研究知見の整理と中間取り纏めの作業などを計画して実施したが、コロナ・パンデミック感染拡大によって海外調査の実施が困難となり、一部計画の実施を延期した他、当初の計画に加えてオンラインでの調査研究を追加するなどの補足的な措置を余儀なくされた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

先述のように、2020年度においては、前年度までに引き続いて東南アジアを主とする現場での調査研究を継続することに加えて、中間評価への対応を兼ねてこれまでの研究知見の整理と中間取り纏めの作業などを計画して実施したが、コロナ・パンデミック感染拡大によって海外調査の実施が困難となり、一部計画の実施を延期した他、当初の計画に加えてオンラインでの調査研究を追加するなどの補足的な措置を余儀なくされた。

今後の研究の推進方策

先述のように、2020年度においては、前年度までに引き続いて東南アジアを主とする現場での調査研究を継続することに加えて、中間評価への対応を兼ねてこれまでの研究知見の整理と中間取り纏めの作業などを計画して実施したが、コロナ・パンデミック感染拡大によって海外調査の実施が困難となり、一部計画の実施を延期した他、当初の計画に加えてオンラインでの調査研究を追加するなどの補足的な措置を余儀なくされた。2021年度においては、こうした状況を勘案しながら適宜、柔軟に計画を見直して状況に即して相応しい方法で調査研究を実施する。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Introduction: Community Movements in Southeast Asia2022

    • 著者名/発表者名
      Ryoko Nishii
    • 雑誌名

      Ryoko Nishii and Shigeharu Tanabe eds., Community Movements in Southeast Asia: An Anthropological Perspective of Assemblages

      巻: 1 ページ: 1-17

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 身体変容の『わざ』としてのコスプレ:アート/テクノロジーを越えて2021

    • 著者名/発表者名
      床呂郁哉
    • 雑誌名

      床呂郁哉編『わざの人類学』京都大学学術出版会

      巻: 1 ページ: 63-86

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『わざ』の人類学のための序章2021

    • 著者名/発表者名
      床呂郁哉
    • 雑誌名

      床呂郁哉編『わざの人類学』京都大学学術出版会

      巻: 1 ページ: 1-24

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 趣旨説明:トランスカルチャー状況下における顔・身体学の構築2021

    • 著者名/発表者名
      床呂郁哉
    • 雑誌名

      『トランスカルチャー状況下における顔・身体学の構築(第五回)』(シンポジウム・プロシーディングス)

      巻: 1 ページ: 1-5

  • [雑誌論文] Clothing and Identity in Indonesia and Japan2021

    • 著者名/発表者名
      Momo, SHIOYA
    • 雑誌名

      YOSHIDA Y., RATATI R., GOTO M.(eds.) Proceedings of the International Symposium "Performing self and Playing with The Otherness"

      巻: 1 ページ: 23-26

  • [学会発表] インドネシアにおける服装コードの変化に関する考察; ムスリム服、国民服、アダット服をめぐって2022

    • 著者名/発表者名
      塩谷もも
    • 学会等名
      東京外国語大学 AA研共同研究東南アジアにおけるイスラーム主義と社会・文化要因の相互作業に関する研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] 現代インドネシアにおける衣服の『正しさ』をめぐる考察(ポスター発表)2022

    • 著者名/発表者名
      塩谷もも
    • 学会等名
      顔・身体学第9回領域会議
  • [学会発表] メタバースと人間社会:人類学と東南アジア地域研究の視点から2021

    • 著者名/発表者名
      床呂郁哉
    • 学会等名
      四大学連合異分野融合研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] 顔と身体表現の文化フィールドワーク研究:コロナウイルスの擬人化をめぐる中間報告2021

    • 著者名/発表者名
      床呂郁哉
    • 学会等名
      科研新学術「トランスカルチャー状況下における顔・身体学の構築」第8回領域会議
  • [学会発表] バリ芸能にみる『一つになる身体』と『共にある身体』2021

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆか子
    • 学会等名
      シンポジウム「シンクロする身体ーポストコロナ社会における身体の未来像ー」
    • 招待講演
  • [学会発表] 死者と(顔)身体2021

    • 著者名/発表者名
      西井凉子
    • 学会等名
      第26回日本顔学会大会(フォーラム顔学2021)
  • [図書] わざの人類学2021

    • 著者名/発表者名
      床呂 郁哉
    • 総ページ数
      368
    • 出版者
      京都大学学術出版会
    • ISBN
      9784814003754

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公開日: 2023-12-25  

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