研究分担者 |
坂本 貴紀 青山学院大学, 理工学部, 教授 (00645161)
上田 佳宏 京都大学, 理学研究科, 准教授 (10290876)
三原 建弘 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (20260200)
根來 均 日本大学, 理工学部, 教授 (30300891)
有元 誠 金沢大学, 先端宇宙理工学研究センター, 准教授 (40467014)
深沢 泰司 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 教授 (60272457)
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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研究実績の概要 |
際的X線・γ線ミッション MAXI, CALET, Swift, および Fermi を用いた重力波起源天体の観測研究と理論研究も進めた。MAXIを用いて、3つの新天体(MAXI J0709-159、MAXI 1816-195、MAXI J0655-013)を発見し、3天体とも中性子星連星であることを結論付けた。ブラックホールX線連星MAXI J1820+070の再増光時の多波長データの解析を進め、ピーク2か月後に円盤が移流優勢降着流となっていることを発見した。OHMAN(On-orbit Hookup of MAXI and NICER)が2022年8月に稼働開始した。MAXIは1年間に11件のガンマ線バーストの観測・速報を行うとともにすべての解析結果をWebに公表している。史上最高強度のガンマ線バースト GRB 221009A の残光を各ミッションが検出し、国際共同論文として発表した。GCN アラートに対する MAXI データの自動処理を Kafka 配信に対応させた。位置が秒角以下で決まっているショートGRBの母銀河の探査、そして、CALET による O3期間中の重力波対応電磁波天体探索結果を論文発表した。O4に向けてFertmi-LATの重力波監視体制の強化を進めた。ハンガリー・チェコと共同で打ち上げた超小型衛星2機が合計20個以上のガンマ線バーストを検出した。また短いガンマ線バーストのコクーン放射、逆光衝撃波からの放射に関する研究を進めた。理論研究では、連星中性子星合体時に飛散する物質中をジェットが伝搬する時にできる高温のコクーンからの放射が閉じ込められることを明らかにし、残光における加速粒子分布の時間変化を調べた。また、一つの天体から放射された数千のFRBの統計的性質を調べた。
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