研究領域 | 予防を科学する炎症細胞社会学 |
研究課題/領域番号 |
17H06393
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
金子 周一 金沢大学, 医学系, 教授 (60185923)
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研究分担者 |
本多 政夫 金沢大学, 保健学系, 教授 (00272980)
山下 竜也 金沢大学, 先進予防医学研究センター, 准教授 (30334783)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 単純性脂肪肝 / 脂肪性肝炎 / 肝硬変 / 肝線維化 |
研究成果の概要 |
単純性脂肪肝から非アルコール性肝疾患・肝炎(NAFLD/NASH)の移行において、肝小葉のzoneごとに代謝が変化することが知られている(metabolic zonation)。今回の解析によって、それに伴って肝臓を構成する細胞の発現遺伝子も変化することが明らかとなった。線維化に重要な役割を果たす肝星細胞に接する肝類洞内皮では、Gene Xが発現していた。このGene XはNAFLD/NASHの進行に伴って変化し、肝線維化の進行を抑制する効果があることが示唆された。
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自由記述の分野 |
消化器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝硬変は肝炎ウイルスによる慢性肝炎だけでなく、人口の数割が罹患する非アルコール性脂肪肝、およびアルコール性脂肪肝から脂肪性肝炎を介して発症する。肝硬変にいたると、肝不全や肝癌を併発することが大きな問題となっている。本研究は、これまでに注目されていなかった類洞内皮細胞の肝硬変への役割と、創薬や診断の標的となりうる新規の分子を明らかにしたものである。その学術的意義および社会的意義は大きい。
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