研究領域 | 化学コミュニケーションのフロンティア |
研究課題/領域番号 |
17H06411
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
BOONE CHARLES 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (70601342)
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研究分担者 |
八代田 陽子 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 副チームリーダー (60360658)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | chemical genomics / yeast / chemical communication / CRISPR |
研究成果の概要 |
我々は、出芽酵母および分裂酵母の遺伝子変異株ライブラリーや遺伝子過剰発現株ライブラリーを用いて、化合物が標的タンパク質に作用した際に細胞に起こる現象(表現型)をもとに、化合物の作用機序や標的タンパク質を推測・同定する酵母ケミカルゲノミクス解析法を開発・確立した。本法により、理研NPDepo化合物をはじめとする多数の生理活性物質の標的同定を実施した。また、ヒト細胞を用いたケミカルゲノミクス解析パイプライン構築にも展開した。
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自由記述の分野 |
Chemical genomics
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化合物の標的同定は創薬シーズ開発に重要であるばかりでなく、基礎研究に有用なケミカルツール分子の創成にも貢献する。我々が確立した、物理的相互作用によらず、化学遺伝学的相互作用をもとにした酵母ケミカルゲノミクス解析法は汎用性が広い。さらに本研究を発展させ、ヒト細胞のケミカルゲノミクス解析パイプラインにも着手できた。多種多様な生理活性物質の作用機序解明に有効な方法開発を達成したというインパクトは学術的にも社会的にも大きい。
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