計画研究
この研究では,離散幾何解析と材料科学との関連に焦点を当てた研究を行った.特に結晶構造の幾何学的性質と物性・材料特性との関連に焦点を当てた研究を行った. 昨年度に引き続き,3分岐離散曲面の幾何学席性質を利用して炭素構造の物性・材料特性との関連を調べた. 今年度の研究の一つは,グラフェンに欠陥をシステマティックに導入した 5-7 グラフェンを対象に最適配置を与える数学的なエネルギーの定義および曲面の曲率と物性の関係に焦点をあて,5-7 グラフェンの単一炭素原子を窒素に置き換えるためのドープエネルギーと 5-7 グラフェンを3分岐離散曲面と考えたときのガウス曲率に高い相関があること,および曲面としての平均曲率はドープエネルギーとは相関が極めて低いことを示した.一方,金属有機構造体 (MOF) の幾何学的性質と MOF の物性に関する研究も行い,現在も研究を継続中である.
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2022 2021 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件) 備考 (1件)
Carbon
巻: 182 ページ: 223-232
10.1016/j.carbon.2021.06.004
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2021/07/-10.html