研究領域 | 次世代物質探索のための離散幾何学 |
研究課題/領域番号 |
17H06467
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高見 誠一 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40311550)
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研究分担者 |
遠藤 明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究部門長 (30356604)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 極小曲面 / ナノコンポジット薄膜 / セラミックスナノ粒子 |
研究成果の概要 |
セラミックスナノ粒子の分散液を調製し、これよりミリメートルサイズの枠上で極小曲面を形成した後に乾燥して、セラミックス極小曲面を形成するという手法を開発した。形成したセラミックス極小曲面は、YSZナノ粒子を用いた場合には97.6 wt%という極めて高い濃度でセラミックスナノ粒子を含むと同時に、直径1 mmのヘリコイド構造をとっている。枠形状を変えることで、様々な極小曲面の形状をとるセラミックス膜の形成にも成功した。
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自由記述の分野 |
化学工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した極小曲面の形状を有したセラミックスナノコンポジット薄膜の形成手法は、数学が予測・設計する様々な極小曲面の構造を材料科学において実現する手段となる。これより、材料科学の研究者が持つ先入観を排した数学者の発想に基づく材料合成を可能とした。また、この手法の開発とともに数学、特に幾何解析学との連携を通じ、数学者の考える概念に対応する物質・材料を用いた研究の提案に至った。
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