研究領域 | 植物の生命力を支える多能性幹細胞の基盤原理 |
研究課題/領域番号 |
17H06474
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 (2019-2021) 東北大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
山口 信次郎 京都大学, 化学研究所, 教授 (10332298)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | シグナル分子 / 植物 / 器官サイズ / 植物ホルモン / 植物多能性幹細胞 |
研究成果の概要 |
イネやシロイヌナズナの突然変異体の解析から、葉が作られるタイミングを制御する未知の低分子シグナル分子の存在が示唆されていた。シロイヌナズナの変異体は器官サイズが低下した変異体としても解析されていた。本研究では、当シグナル分子の実体を解明するための実験系を確立した。また、ヒメツリガネゴケを用いた研究から当シグナル分子の作用には植物ホルモンであるオーキシンやサイトカイニンの分布または量の変化が関与していることが示唆された。
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自由記述の分野 |
植物生化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、陸上植物において共通して存在することが示唆されている未知の低分子シグナル分子を植物抽出物中から追跡する手法を確立した。今後、同手法を用いてさらに精製を進めることにより、目的物質の同定が期待される。当シグナル分子は器官サイズに影響を与えるため、農業において重要な役割を果たすと考えられ、有用植物の生産性の増大に貢献することが期待される。
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