研究概要 |
本研究では, 人間とロボットが実世界作業の中で臨機応変に意味レベルのインタラクションを達成することを目指す. すなわち,日常生活や仕事場の環境の中で, 人間が様々な物を扱いつつ行動するとき, 人間の振る舞いや周囲環境の様子を認識・理解しつつ, その情報をライフログやサイバースペース等から得られる膨大な知識情報と統合・解釈し, 状況に即した手助け行動や対話など, 直観的かつ実効的な形で人間への知的支援を行う機能の構築を目指す. このために, 以下の研究を行う. (1) 基礎データとしての人間行動の計測と情報構造解析ならびにコンテンツ化と蓄積 (2) 人間行動および環境中の物体・事象からの意味情報抽出 (3) 実世界意味情報と事前に蓄積された知識情報との統合解釈 (4) 統合解釈を実世界状況に反映するための意味レベル行動生成 (5) 意味情報抽出, 蓄積情報との統合解釈, 意味レベル行動生成を融合, 一体化した意味レベル相互作用の理論とシステム (6) 意味レベル相互作用を知的人間支援行動として具現化するロボットシステムや言語インタラクション
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