研究概要 |
センサー・アクチュエータ技術によって拡張された物理的な生活空間において生じる人間・エージェント・環境の間の実世界インタラクションの理解と支援技術の研究開発を目的とし,3つの方向から研究開発を行う. (1) 実世界インタラクションの計測と分析の研究.ユビキタスセンサ技術によって実世界インタラクションデータの自動獲得とタグづけを行い,インタラクションコーパスに収録することによって,実世界インタラクションの現象の分析と解明を行う. (2) 実世界インタラクションの支援の研究.センサーや記録装置の埋め込まれたユビキタス環境と,人間と相互適応的に身体インタラクションを行う会話ロボットを実現して,環境内の人間の行為を見守り,状況に応じて知識提供を行うことによって,知識の創発を促進する会話環境を構築する. (3) 実世界インタラクションのコンテンツ化の研究.ネットワークから自動構築した常識知識ベースを用いて,実世界インタラクションデータ中の意味ある脈絡を見出し,空間化・身体化され,実世界環境と整合性の高い記憶構造のなかに組み込むための技術を研究開発する. 支援班で開発する実世界インタラクション計測分析環境(IMADE)を基盤として統合的な研究開発を行う.
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