計画研究
本研究課題では、多数の地点にばらまかれたカメラやセンサが大量のデータを生成する環境において発生するユビキタスネットワークコンテンツの「爆発」が及ぼす影響を抑えるための新しいデータ管理・解析基盤の開発を目的として、前年度に続き、1.センサネットワークにおけるノード制御およびコンテンツ共有基盤、2.P2Pネットワークにおけるネットワーク制御およびコンテンツ共有基盤3.メタデータ管理基盤、4.応用システムについて研究を推進した。1.については、平成21年度に提案したセンサデータ収集機構の拡張に加え、平成20年度までに提案した通信パターン制御および通信量削減手法を統合したデータ収集機構を提案した。2.については、平成21年度までに提案した、不正ピアを回避しつつ高い検索効率を保つネットワーク構築、観測値分布を高速かつ正確に収集するためのネットワーク構築手法、広域無線LAN測位システムの推定精度向上手法などについて、それぞれ拡張を行い、性能の改善を確認した。3.については平成21年度までに設計・実装した仮想計算機環境の構築機構の拡張・実装を進めた。4.については、広域センサ情報を容易に利用できる統合型センサデータアーカイブの設計・実装を行い、実証実験による動作確認・性能確認を行った。さらに、3.で設計した手法を4.で実装したセンサデータアーカイブ上で動作させ、その動作確認・性能評価を行うなど、各課題で設計した手法・システムの統合を推進した。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (19件) 図書 (2件) 備考 (2件)
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http://www.anarg.jp/achievements.html