研究分担者 |
村岡 洋一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50182085)
後藤 滋樹 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30287966)
甲藤 二郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70318765)
山名 早人 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40230502)
追川 修一 筑波大学, システム情報工学研究科, 助教授 (00271271)
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研究概要 |
本研究が目的とするモニタリングアーキテクチャは,情報基盤,社会基盤,人々の日常生活を守るためのソフトウエアの一群である.通常は独立に研究されていた研究分野を統合することにより,従来解決が困難であった問題を解決していくことを可能とする. 分散モニタリングシステムは,複数のOSカーネルが発生したイベントを収集し,表示することにより分散サービスの性能上の問題を発見することを可能とする.また,Webサービスの性能解析をおこなうためのツールを作成した.ネットワークモニタリングは特にダークIPと呼ばれる実際には使用されていないIPアドレススペースへのメッセージを解析することにより,セキュリティ面での問題を発見した.また,アドホックネットワークの研究では,日常生活の安全を守るためのセンサーネットワーク構築の課題を取り組んだ.データマイニングアルゴリズムの研究では,ネット上のコピーライトに関して問題があるテキストファイルを検出する研究をおこなった.また,モニタリングを利用したサービスとしては,ユーザの行動を自動的に取得して人間の安全面に関する行動の変化を促すようにフィードバック情報を返すシステムを構築した. 障害解析に関するモニタリングを有効におこなうためにはどのようなAPIをOSカーネルが提供すべきかを検討する必要がある.また,モニタリングを利用する有効なサービスのさらなる検討する必要がある.
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