研究領域 | 情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究 |
研究課題/領域番号 |
18049073
|
研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
安達 淳 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (80143551)
|
研究分担者 |
須藤 修 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (10179286)
田中 克己 京都大学, 情報学研究科, 教授 (00127375)
原 隆弘 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (20294043)
松岡 聡 東京工業大学, 学術国際情報センター, 教授 (20221583)
田浦 健次朗 東京大学, 情報理工学系研究科, 准教授 (90282714)
|
キーワード | スケーラブル計算基盤 / ソフトウェアライブラリ / 大規模コーパス / 実世界インタラクション / センサールーム / 自然言語処理 / 生体計測 / センサーネットワーク |
研究概要 |
本研究では、本特定領域における四つの柱の様々な研究活動において、他にはない大規模な共有資源を活用することにより、効果的に研究を支援し、計画研究・公募研究に渡る連携を促す。本年度は、下記の研究環境のためを整備し研究の支援を実施した。 1. 大規模コンテンツ関係 日本語WEB文書のテストコレクションを4億ページに増加し、開放型検索エンジンTSUBAKIにて公開した。自然言語処理の最新の成果を取り入れた各種索引と検索機能を取り込んでいる。また、次世代サーチの研究に必須なソフトウェアライブラリの整備・公開を行った。さらに、100以上のノードを持つセンサーネットワーク実験用テストベッドを設計し、データ収集と提供を開始した。 2. スケーラブル計算基盤テストベッド関係 世界的に類を見ない規模の広域分散テストベッドを整備し、仮想マシンのエミュレーションによる基盤ソ、フトウェア研究環境InTriggerの拠点を5カ所増やし総計10カ所となった。広島大学、慶応大学、九大、神戸大、はこだて未来大に新規クラスタ計算機を導入し、連携ソフトウェアを実装すると共に、コンテンツ解析での活用など、他柱の計算処理に提供できるよう環境を構築した。 3. 実世界インタラクション計測分析環境関係 京都大学にセンサルーム環境IMADEを構築している。今年度は、人間の発話や表情、行動をマルチモーダル・センサおよび生体・脳計測装置によって高精度計測する環境および処理ソフトライブラリの作成など、引き続き環境整備を実施した。
|